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上田市古里の二紀会会員、守口爽和さん(79)「絵の駅前食堂」と題した個展(24日まで・上田市の夢の庭画廊)

テーマ:お知らせ

【「想う」(右)や「飛躍」などを展示した守口さん】
【廃材で制作した「帰り道」なども並ぶ】

 上田市古里の二紀会会員、守口爽和(さわかず)さん(79)は同市前山の夢の庭画廊で「絵の駅前食堂」と題した個展を開いている。

 女性の横顔を描いた「想う」や二紀展に出品した「飛躍」など30年ほど前から最近までの作品30点余を展示した。
 スペインで偶然に出合った印象的な風景を描いた「赤い屋根の倉庫」や廃材に絵の具を塗ったり、削ったりして制作した「帰り道」なども並ぶ。

 「これまで取り組んできた作品のテーマに一貫性はなく、その時々に描きたいものを描いてきた」と守口さん。「和洋中華と何でもあるけど、いつ、何を食べてもそこそこ旨く、安くて飽きのこない味の『絵の駅前食堂』を目指している」という。

 守口さんは東京都出身。父親の影響で子どものころから描いていたが「絵を仕事にしない方が楽しいし長く続けられる」と諭されて美術大学には進まず、早稲田大学で哲学を学んだ。

 29歳で上田市に移住し、資源回収業の小柳産業㈱で勤務しながら制作を続けてきた。
 職場に集まる「廃材」や「ぼろ布」などを画材とする独自の手法も生み出した。

 肝臓がんを発症し、今年の春から入退院を繰り返しているが、家に帰るとアトリエで筆を持つ。
 今年の二紀展にも150号の作品を出品し「がんに負けるものか、何くそと思って必死に仕上げたんだよ」と話す。

 「一番好きな描くことが生きる力になっている。自分を解放し、自由に子ども心を持った絵を描き続けたい」と前を向く。

 24日まで。
 展示時間は午前10時から午後5時(最終日午後3時)。
 水、木曜日休み。
 (電話)0268・38・3236(同画廊)