「長和町エネルギー作物研究会」が「エネルギー作物」の「試験栽培」と「研究」を行っている!
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長和町の有志でつくる「長和町エネルギー作物研究会」は、バイオエタノールなどの原料となる「エネルギー作物」の「試験栽培」と「研究」を行っている。
研究会は地元農家約8人や関係団体約で組織。
代表は東京農業大学名誉教授の立岩寿一さん。
令和3年度に、「エネルギー作物栽培による持続可能な地域活性化プロジェクト」として、エネルギー作物の試験栽培と研究を開始した。
目的は、深刻化する耕作放棄地や荒廃農地の増大、農業人口高齢化、地域活力の減退といった課題に対応すること。
近年、求められている「地域と地域農業活性化」「循環可能な地域社会の形成」「地球温暖化対策」「脱炭素社会」などの取り組みにつなげる考え。
そして、将来的には事業化を模索し「雇用創出」を見据える。
エネルギー作物は栽培労力が比較的少なく、高齢化が進む社会でも産業として成立する見込みがある。
バイオエタノールや自然由来化粧品の原料としての活用する仕組み確立されれば、付加価値の高い農作物となる可能性がある。
同研究会は「遊休農地でのエネルギー作物栽培」を想定し、試験栽培を続けている。
現在の栽培地は古町、長久保、新屋などの6カ所。
昨年まではイネ科多年生植物のジャイアントミスカンサスとエリアンサスの2種類のエネルギー作物を栽培してきたが、今年は新品種の「MB1」の栽培も開始した。
なお、昨年度までの試験結果を踏まえ、同町におけるエリアンサスの試験栽培は現存株を残して中止。
今後は、ジャイアントミスカンサスを中心に栽培拡大を図るとともに、引き続き雑草化の有無や各圃場の適正管理などを調べる。
あらたな取り組みとして、食料以外のエネルギーや材料もバイオマスから生産する「炭素耕作」に関するプロジェクトにも協力することとなった。
プロジェクトメンバーの黒沢勇人さんは、アスパラ畑だった長久保の圃場で栽培。
ジャイアントミスカンサスは昨年、草丈3m50cmまで育ったという。
「大きく育ったのはアスパラ用の肥えた畑で栽培したためだと考えられる。栽培の手間はほとんどかからないが、収穫や運送にはある程度の労力が必要ではある」と振り返った。
同じくメンバーの尾美康一郎さんは「過疎化高齢化の進む地域でで、いきがいを感じることができる仕事が創出できれば、活性化につながるのではないか。エネルギー植物栽培は中山間地域の特徴にあった産業だとも考えているので、研究に協力している」などと話した。



