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上田市秋和の真田自動車学校に勤務する宮下卓也さん「教習指導員」と「理学療法士」の資格を持っている! ★自動車の運転に不安を抱える人たちを支える取り組みを始める。

テーマ:ひと

【運転練習の前に不安材料や症状などを確認する宮下さん】

 上田市秋和の真田自動車学校(宮﨑稔学校長)に勤務する宮下卓也さん(36)は「教習指導員」と「理学療法士」の資格を持っている。
 この2つの資格を生かし、自動車の運転に不安を抱える人たちを支える取り組みを始めた。

 宮下さんは理学療法士として同市鹿教湯病院で11年間勤務。
 今回の取り組みを始めようとしたのは自らが脳卒中などで入院し、退院後「病気を考慮しながら運転をサポートするサービス」が存在しない現状を知ったことから。
 そのような人たちのためになりたいと2021年、同自動車学校に転職。
 「教習指導員」の資格を取得し、取り組みを始めた。

 今まで宮下さんの元を訪れたのは11人。
 教習前に障がいの程度や、本人がかかえている不安材料を聞き出しながら確認を行う。
 自動車の教習は、同校場内と路上で行われ、1回に50分、2セット行い、安全運転のポイントの確認など教えている。
 また、家族がいる場合は同乗し、声掛けをしてもらう。

 現在、同校と連携しているのは鹿教湯病院、老人保健施設いずみの、豊殿診療所、小林脳外科、信州上田医療センターなど。
 「車の運転は社会復帰するのに重要。病院などからの紹介以外に個人からの依頼にも応えたい」と話す。

 宮下さんのように理学療法士と教習指導員の資格を持っている人は全国的にも珍しい。