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上田市議会議場で「第三中学校こども議会~上田市への提言~」が開かれる! ★市長らが出席する中で、中学生が議場で「一般質問」形式で提言するのは”新市になって初”

テーマ:上田市ニュース

【こども議会の参加者】

【開会前に緊張した様子の生徒】
【提言する場面】

 上田市議会の議場で、上田市立第三中学校の3年生が「第三中学校こども議会~上田市への提言~」が開かれた。
 市長らが出席する中で、中学生が議場で「一般質問」形式で提言するのは、新市になって初。
 生徒は、上田市の活性化などの施策について市へ提言した。

 上田三中では、3年生が総合的な学習で、1年生の時から「市の活性化につながる施策」を学習し、全校生徒との意見交換などを経て提言としてまとめた。

 代表で質問を行ったのは11人、議場の様子を学校でも見られるようにテレビ中継し、各提言に対して市の担当職員が答弁した。

 議長も生徒が行い、中島円瑚さんと水科希美さんの2人が交代で行った。

提言を行ったのは、テーマ別に学習した各グループを代表して、矢嶋蒼さん、菊池明衣さん、阿部駿太さん、百瀬菜那さん、呉艾?さん、吉原桜さん、上鹿渡あいさん、若林杏里さん、吉池陽太さん、風間心音さん、荻原大輔さん。

☆提言内容は次の通り。
 ▽全国に塩田地域の魅力を発信するために、個々の寺社について詳しく紹介するホームページを作成。募金で生島足島神社を桜の名所にする。
 ▽上田市の温泉情報の発信はまとまっていないとして、山口県長門市の例にした温泉マップづくり。持ち運びに便利なサイズで上田市全体と地域別の5種類作成。外国語版もつくる。
 ▽カラフルな傘で彩るアンブレラスカイを上田城跡公園の本丸跡で行い、誘客や定住につなげる。
 ▽来訪者と定住者増のため、秋の上田城跡公園で、学生がつくる地元産食材を使ったりんごあめ、炊き込みご飯などを販売するフードイベント、学生がお勧めする場所を紹介するパンフレット、学生が好きな場所を撮影した「しおり」を配布する。
 ▽小さな子どもから親・大人も楽しめる場所が少ないため、西部公民館を活用してカフェ(セルフサービス)と遊び場を開設し、資源回収も行う。
 ▽子どもの遊び場として上田城跡公園は良いが、夏は暑いため、芝生広場に回転するスプリンクラー、あずまやにミストを設置する。
 ▽友だちと一緒に勉強したり、遊べる場所、地域の人と交流できる「子どもの居場所」が必要だとして、設置する場所の案として新田自治会館を利用。
 ▽上田の魅力が伝わるスイーツとして、クルミとリンゴのドライフルーツを使った焼き菓子・フィナンシェをつくり、駅前などで販売。
 ▽上田の特産になっているリンゴを丸ごと使ったケーキ「丸ごとりんごケーキ」の商品化。菓子店やキッチンカーによる販売で、春、秋、冬の季節にあわせてアレンジの菓子にする。
 ▽柳町の集客増のためSNSでの広報活動でTikTokの利用し、定期的に食べ物や景色を動画で投稿。観光客が自らのスマホで柳町の昔の景色が見られるようにするバーチャル映像の配信。
 ▽上紺屋町を柳町のようなまち並みにする提言を考えていたが、住民アンケートから、住民同士の地域のつながりを高める取り組みの方が必要だと分かり、空き家や駐車場を利用したコミュニティスペースをつくる提言に変更した。

◇市職員からの答弁は、学習の成果を評価し、検討するなどの内容が多かったが、なかには、上田城跡公園のミストについては、設置するとした具体的な答弁もあった。

 土屋陽一市長は「11の提言をいただいた。どれも市の課題を的確に捉えた指摘で、市としてしっかりと受け止める。対応できるものは早急に実施するよう指示する。これから皆さんがまちを良くするために、こんな活動をしたいと思った際には、気軽に市役所へ相談に来てほしい」とした。

 提言した生徒は「しっかりと聞いて受け止めてくれて嬉しかった」など感想を話していた。