上田市の第三中学校の生徒が世界遺産の「薬師寺」執事の松久保伽秀さんの法話を聞く! ☆「国宝薬師寺東塔を支えた瓦~長野県からの思い」
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上田市中央北、市立第三中学校の2年生107人は世界遺産の「薬師寺」(奈良県奈良市)執事の松久保伽秀さん(58)の法話「国宝薬師寺東塔を支えた瓦~長野県からの思い」を聞いた。
薬師寺が2009(平成21)年から実施した国宝、東塔の解体修理で、1951(昭和26)年の屋根葺き替えに際して県内の小中高校生による募金によって寄進された瓦が発見された。
その一部が寄進した学校に返還され、同校にも1枚の「縁の瓦」が里帰りしている。
この縁で12年ほど前から毎年、4月の奈良、京都への修学旅行を控えた2年生が薬師寺の執事らから法話を聞いている。
松久保さんは高さ34mの東塔は1300年前に4万点の部材を組み上げて造られたと説明し「塔のてっぺんにお釈迦さんのお骨を収めた高さ10・2㎝ほどの舎利容器を載せ上げるためだけに命がけで塔を造った」と述べた。
また「わたしたちが次の時代に何を伝えて、何を残すのかを考えてもらうきっかけとして『伝世古』と『土中古』の2つの言葉を皆さんに伝えたい。東塔を造った昔の方々の気持ちや思いを受け止めて、次の時代に伝えていってほしい」と語りかけた。
法話を聞いた神村吉輝さんは「東塔は先人の知恵と情熱によって造られたものと分かった」。
安藤叶翔さんは「薬師寺と三中の意外な接点を知り、授業では習わない歴史が分かった」。
大久保そなさんは「三中と東塔のつながりを知ったので、修学旅行では生(なま)の薬師寺を感じてきたい」と話した。
松久保さんは上田市立第四中学校と第二中学校も訪問した。



