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「明倫会布施会長」が「松平忠固語る」! ☆幕府老中、上田藩主忠固を中心に。 ☆上田郷友会上田部会が例会

テーマ:上田市ニュース

【講演する布施会長】

 上田郷友会上田部会(甲田圭吾部会長)の「例会」が、このほど上田市の上田図書館で開催された。
 幕末の上田松平藩ゆかりの子孫や松平家に興味がある市民らでつくる「明倫会」の会長で歯学博士の布施修一郎さんが「上田松平藩忠固公と明倫会」と題して講演をした。

 講演の冒頭、上田観光の中心と言えば真田一族だが、天保の大飢饉に接し米作一辺倒経済の脆弱性から世界一高品質と言われる上田産生糸にシフト、領民や領地を救済。
 幕末激動期にあって日本の開国に向け交易による国力を上げることに奔走した幕府老中で六代上田藩主「松平忠固(1812―1859)」の存在を多くの人に知ってほしいと日々活動していると話した。

 上田藩松平家の治世が160年、真田家が同40年との長さに比して圧倒的に真田人気があるのは真田が土着士族である親近感、幸村の武勇が全国的に認知度が高いこと。
 だが、松平家は他の地からの養子縁組で継承されてきたことで領民との距離があったことなどからだとした。
 持続可能な上田観光のためには、戦国は真田でも良いが幕末そして現在につながるわが国繁栄の礎を築いた松平も並行して進めるべきだと提案した。

☆現在、会としては忠固を中心に置き
 ・「歴史ドキュメント」や「大河ドラマ」の実現、日本の開国を成し遂げた史実
 ・通説では不平等条約と言われる「日米修好通商条約締結の真実」を詳らかにすること
 ・世界一高品質と言われる「上田産生糸」を見出し昭和期まで続くわが国の貿易の中心とした創始者
     -以上の業績顕彰の3点を掲げた。

 この活動を学術的に支えてくれているのが、東洋大学の岩下哲典教授、上田市出身で拓殖大学関良基両教授、民間の忠固研究家で東京の会社経営者の本野敦彦さんらの「松平忠固と生糸貿易研究会」であり、7月に発刊予定の研究論文集である。
 この成果発表会を9月に市内で予定しており、全国に発信して忠固を中心におきながら、会としての地域づくり活動にまい進したいと結んだ。

 このほか講演では、布施家が代々上田松平藩の御典医で「奥医師(藩主や家族の診察をする医師)」を務め現在は同市中央3で歯科医院を経営している話。
 自身が自衛隊医官として「南極観測隊」での活動内容や「ジャズバンド」を組み定期的に演奏会を行っていることなどを盛り込んだ。