「新規収蔵作品展」(10月19日まで・小諸市立小山敬三美術館) ☆開館50周年記念、第一弾「ザ・コレクション展」(9月7日から10月2日まで・小諸高原美術館)小山作品が一堂に並ぶ ☆第2弾、開館日の10月26日に合わせた「企画展」(小山敬三美術館)
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小諸市立小山敬三美術館は、新規収蔵作品展を開いている。
令和5、6年に新たに収蔵品となった静物や風景画、新聞記事の挿画など12点を展示。このうち10点が同館初公開となる。
千曲川河岸の小諸市久保地区から谷を見た風景「山間秋色」(油彩、制作年不明)は、対岸にそびえているはずの浅間山をあえて描かず、河岸の斜面に張り付くように建つ家並みを巧みな遠近表現で描いた作品。
小説家の芹沢光治良(1896―1993)が新聞で連載した「明日を逐うて」の挿画を小山は描いており「パーティー(仮称)」(1932年)はその原画の一枚。
異国のまちで人々が演奏やダンスを楽しんでいるイラストで、水彩で描かれている。
油彩「城と長春花」(1981年頃)は、鮮やかなバラの静物画の背景に小山の代表作の一つ白鷺城大天守閣が描かれている作品。
同館学芸員の中嶋慶八郎さんは「小山はバラを100枚以上描いているが、背景に城の絵柄を配置しているものは私の記憶する限り他にはない。頭の中にある白鷺城を描いたと思われる。複雑な建築物を配しながら無理なく全体の均衡をつくり出すのは、小山の技量を物語っている」と話していた。
「挿画シリーズを今後やろうかと思っている」。
同展は10月19日まで。時間は午前9時から午後5時。
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同館開館50周年記念として、第一弾で9月7日から10月2日まで、小山作品が一堂に並ぶ「ザ・コレクション展」を小諸高原美術館で開く。
第2弾は、開館日の10月26日に合わせた企画展を小山敬三美術館で予定。
小山が建物と27点作品を寄付した開館当時の展示の再現や写真パネルなどで振り返る。
(電話)0267・22・3428(同館)



