ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

常設は本州初! 上田市民の森に「オブスタクルボックス」設置 ☆利用初めは豊殿小児童 ☆18日に「市民の森祭り」2025で一般体験 

テーマ:上田市ニュース

【喜んで体験する児童】
【フィニッシュウォールも駆け上がる】


 2028年ロサンゼルスオリンピック採用で注目されている「オブスタクルスポーツ」を、コンパクトにできる「オブスタクルボックス」が、上田市の市民の森旧スケート場に設置された。
 豊殿小学校(小宮山健一校長、184人)が初めて利用し、全校児童が夢中になって体験した。
 一般向けには18日の「第11回 市民の森祭り」で体験できる。

 「オブスタクルスポーツ」のオブスタクルは障害物を意味し、テレビ番組「SASUKE」が契機で発展した障害物レース。
 走る、跳ぶ、登る、つかむなどの多様な運動能力が必要とされる。
 国際オブスタクルスポーツ連盟があり、世界で120以上のオブスタクルスポーツ団体が活動、オブスタクルスポーツ人口は2000万人を超えていると言われ、チャンピオンシップ大会も開かれている。
 日本では「日本オブスタクルスポーツ協会(JOSA)」が組織され、現在、国内でオブスタクルスポーツの常設施設は徳島県吉野川市のみのため、市民の森が本州で初となる。 
 
 6月に上田市の豊殿、神科、神川の住民自治組織が上田市に対して「オブスタクルスポーツ」を行うコースやボックスの設置許可を上田市に要望。
 廃止になるテニスコートに「ニンジャコース」、旧スケート場にボックスを設置、管理、運営するため、一般社団法人「ファンタス・ヴィレッジ」を設立。
 代表理事は豊殿地区出身でJOSA北信越ブロックディレクターの豊岡博幸さん。
 ボックスの常設は旧スケート場の施設内で行う予定で、施設のトイレなど改修が終わり次第スタートする。

 豊殿小の利用体験では「豊殿まちづくり協議会」(中村直美会長)「ファンタス・ヴィレッジ」のメンバーが出迎えた。

☆ボックスは
 吊り輪が並ぶ「リング」
 1・5m壁を乗り越える「1・5mウォール」
 2・3m余のロープを登ってベルにタッチする「ロープクライム」
 上に取り付けられた動くはしごを雲梯(うんてい)の要領で進んでベルにタッチする「ティルティングラダー」
 壁にある15のでっぱりを使って登る「ボルダリングウォール」
 長さ2・9mのバーの上を進む「バランスビーム」
 高さ75㎝の隙間をくぐりぬける「ウォールアンダー」
 2つの横のホールドを手だけで進む「クリフハンガー」
 放物線状に傾斜がきつくなる高さ2・3mの壁を駆けあがる「フィニッシュウォール」
              -以上、9つの障害物が体験できる。

 子どもには難しいものは除いたり、クリアのレベルを下げて、リングやティルティングラダー、ボルダリングウォール、フィニッシュウォールなどを大人のサポートがついて体験。
 クリアが難しいと思われる小さな体格の児童が一気にクリアすると歓声があり、なかなかクリアできない児童には周囲が応援するなどして盛り上がっていた。

 豊殿小では例年だと市民の森までの遠足だったが、ボックスができたことから体験に切り替えた。

 小宮山校長は「コンパクトなので体験している子もそれを見ている子も楽しい。皆に楽しく、普段の授業とは違う顔を見せてくれている。体力増進だけでなく『もう一度やりなよ』と応援する声もあり、すごく良い施設だと思う。来年はコースもできるので、体験させてもらいたい」と喜んでいた。

 豊岡さんは「(ボックス設置後で)今日初めて使用した。人数が多い体験なので、特別な順番で体験してもらった。本来は利用に身長の制限があり、利用でない子が多いので、補助員でサポートして安全を確保した。子どもたちが本当に喜んでくれた」。

 中村会長は「季節ごとにイベントを行っているが、この施設で通年楽しめるようになる。地区としても上田市全体としてもよい」と手応えと期待を語っていた。

 「市民の森祭り」の時間は、午前9時半から午後3時、マルシェ、農産物直売、キッチンカー、豚汁、炊き込みご飯販売などや乗馬体験。
ステージでは開会式後、上田原古戦場太鼓演奏、「あやこ村長」ステージ、豊殿小児童の演奏、上田五中吹奏楽部演奏、コカリナ演奏、上田染谷丘高ダンスサークル、中吉田フラダンス。主催は市民の森活性化委員会、豊殿まちづくり協議会、豊殿自治会連合会。