長野県工科短期大学校が「開校30周年」の「記念講演会」を行う!
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上田市下之郷の長野県工科短期大学校は、今年度に開校30周年を祝い、これまでの歩みの振り返りも含め「記念講演会」を校内で行った。
講堂には大勢の学生が集う中、半田志郎校長が「1995年、平成7年に創立、地域産業の振興を図るため、高度実践技術者の育成、専門的な技術の研究を行う学びと実践が結びつく場としてスタートした。高度実践技術者は現在、ものづくり企業で必要とされる人材。これまでにない付加価値のある製品を生み出し、イノベーションと呼ばれるような生活を変化させる技術を生み出す必要がある。専門的な技術の研究を行うことが必須で、他県の工科短期大学校にはない目標になっている。30年間、地域社会と連携を深め、教育、研究、地域貢献という3本柱をしっかり行い、卒業生数は2182人、県内のものづくり企業で活躍している。平成24年には文部科学省から研究機関として認定され、補助金を活用して研究が躍進した。令和5年には県内大学理工系学部への編入学制度が整備され、学生はさらなる学びの選択肢を手にし、知識と実践力を高める環境が整った。30周年の節目は、過去の歩みを振り返りつつ、新たな挑戦へと踏み出す意思を確認する時でもある」とあいさつ。
学校設置者の長野県から米沢一馬・産業労働部長が県知事メッセージを代読。
米沢部長は初任の仕事で工科短期大学校の開校に向けた取り組みを目の当たりにしてきた経験を持ち「30年の記念の日にここで祝辞を述べさせていただけることは、とても嬉しい」と感慨深く語った。
来賓で同校の教育研究振興会長の金子元昭・シナノケンシ会長が製造業のおもしろさや強みを語りながら「日本の強みは、一人ひとりが優れている。チームワークで成果を上げ、弛まぬ努力、イノベーションを起し続けており、グローバル競争の中で勝って行ける。工科短期大学校は、この地域で技術の力を支えてくれている。産業界として感謝している。この学校があることで、この地域の製造業がさらに力を得て、グローバルに活躍できる」と祝辞を述べた。
スライドショーでこの30年を振り返り、開校当初の学校の様子や、学科名の変遷、入学式や卒業式、校外研修や学園祭など学生の様子、ビジネスモデルやロボットグランプリ、エコカーなど各種賞の受賞が映像で紹介された。
記念講演会は「日本の航空機開発の歴史と展望・課題 長野県・信州大学の次世代空モビリティに係る取り組み」を、信州大学特任教授の柳原正明さんが講師で行った。
柳原特任教授は、JAXAで総合技術研究本部飛行システム技術開発センター長や、航空本部基盤技術統括など歴任、科学技術庁長官賞の受賞、日本航空宇宙学会でフェロー認定を受けている。
講演では人間が空を飛ぶことにチャレンジしてきた映像から紹介、日本の航空機開発の歴史や課題、次世代モビリティなどについて語った。



