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登録有形文化財「大明神寮」の外壁に「柿渋塗り」を行う! ☆上田市菅平高原の「筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所」

テーマ:上田市ニュース

【大明神寮の外壁に柿渋を塗る(同実験所提供)】

 上田市菅平高原の「筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所」は、敷地内にある登録有形文化財「大明神寮」を維持、保存しようと外壁に「柿渋塗り」を行った。
 学生や教職員、菅平ナチュラリストの会メンバーら約30人が参加した。

 毎年恒例の作業で防虫、防腐効果があるとされる市販の柿渋20リットルと4年前の夏に収獲し熟成させた自作の柿渋を数リットル使用し、刷毛を使い約2時間かけて塗り重ねた。

 大明神寮は木造平屋建て、屋根は切妻造で外壁は下見板張り。
 1965年に学生や研究者の宿舎として建てられ、宿泊室8畳4室に食堂や厨房、風呂などを備え半世紀にわたり多くの学びを支えてきた。
 現在は、宿泊施設としては使われていないが、菅平高原の歴史を伝える重要な建物として2018年に登録有形文化財に指定された。

 同大は2022年に大明神寮の保存、公開、活用に向けた大明神寮保存活用計画を取りまとめ、建築的な価値の維持と機能回復や修理・整備を行い、学内外の学習活動の拠点施設として広く市民に開放する予定。
 昨年度までに耐震補強の設計を終え、今年度に耐震補強を行う。

 同大の技術専門職員の金井隆治さん(48)は「市民に親しまれる建物として活用していきたい。気軽に立ち寄っていただけるような施設を目指していきたい」と話していた。