JAXA宇宙飛行士の油井亀美也さんが講演を行う! ☆上田創造館40周年記念事業
テーマ:上田市ニュース
◆【質問者に答える油井さん】


◆展示


上田市の上田創造館は「40周年記念事業」として同館で、油井亀美也・JAXA宇宙飛行士の「講演会」を開いた。
親子連れら450人が参加。
第1部はJAXA有人宇宙飛行技術部門宇宙飛行士運用技術ユニット・グループ長の阿部貴宏氏、元JAXA理事・筑波大客員教授の山浦雄一氏が「宇宙飛行士を支えるチームミッション」をテーマに講演。
第2部は油井亀美也氏が「宇宙飛行士とともに描こう、僕らの未来」をテーマに講演した。
「宇宙では身長が伸びる、顔が大きくなる、足や腰が細くなり、骨や筋肉が弱くなる」など体の変化について話した。
労働時間8時間、睡眠時間8.5時間、自由時間など生活は規則正しい。筋トレは2時間した。天体観測活動、地球観測、植物を育てるなどのミッションなどISSの生活を話した。
毎日、見える美しいオーロラやパワーがすごい雷、月が沈む様子、地球など映像で紹介。
「地球の森林火災は良く見える。日本はネオンが輝き、とてもきれいだったが、ウクライナは暗い。宇宙から地球の紛争が見て取れる。仲良くしてもらいたい」。「宇宙での滞在はあっという間だった。充分やり切ったが、帰る時は淋しかった」と話した。
経歴について「川上村で生まれた。星がきれいで10歳の時、天文学者か宇宙飛行士になりたいと思った。子どもの頃は親の仕事をよく手伝った。仕事を通してチームワークの重要性を学んだ。防衛大学に入学し、パイロットになった。2015年、45歳で夢を実現した。夢をあきらめきれずに人に助けてもらえたから実現できた」と話し、子供たちに「これからは面白い時代になる。若い人は月に行くチャンスがある。日本は世界中から期待されている。宇宙開発に是非、参加してもらいたい」と呼びかけた。
☆質問コーナーでは
・「宇宙はどんな形か、広さはどのくらいあるか」。
今のところ分からない。光が届く範囲は観測できるが光が届かないところはわからない。天文学者になって是非解明してほしい。
・「新しい宇宙ステーションを作るとしたらどんなのがいいか」。
星が大好きだからたくさんの星を撮りたい。空や宇宙を撮影できるステーションがいい。できれば自分で運転して勝手に行くことができれば。
父子で参加した人は「子供が妊娠したとき、油井さんが宇宙へ行った。誕生した子供に亀美也と名付けた」と話すと油井さんは「それはうれしい」と子供と握手した。
最後に「宇宙開発は夢のある時代がくる。好きなことに向かって夢を共有しよう」と結んだ。
参加した東御市立東部中2年の塚田瑛太さんは「新感覚で別の視点からの話が聞けてとても参考になった」。
将来、宇宙飛行士になりたいという上田市立第一中3年生の内久根示穏さんは「筋トレや狭いところで生活したりと大変なことが多いことに驚いた」。
70代男性は「宇宙飛行士はパイロットのような仕事かと思っていたが、技術的な仕事が多いことがわかった」。
◇ ◇
油井さんは2015年、第44次/第45次長期滞在クルーのフライトエンジニアとして「国際宇宙ステーション(ISS)」に約142日間滞在。
滞在中は日本人初となる宇宙ステーション補給機「こうのとり」の把持(キャプチャ)などの重要なミッションを成功させた。
2回目は2025年8月から2026年1月にかけて、Crew-11のISS第73次/第74次長期滞在クルーとして約166日間滞在。
滞在中は「きぼう」での様々な実験・技術実証、通信環境整備、広報活動を通じて有人宇宙活動の発展に貢献した。



