上田市環境審議会が「第二次上田市環境基本計画の中間見直し」と「上田市地球温暖化対策地域推進計画の改定」について答申!
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上田市環境審議会(会長、髙橋伸英・信州大学教授、15人)はこのほど、昨年8月に諮問された「第二次上田市環境基本計画の中間見直し」と「上田市地球温暖化対策地域推進計画の改定」について答申を上田市役所で土屋陽一市長に行った。
温室効果ガス排出量を2013年度から2030年度までに57%(二酸化炭素66万9000トン)削減するなどの目標を掲げている。
第二次上田市環境基本計画は、2018年3月に策定。
来年度から計画の後期になることから、社会情勢の大きな変化を踏まえて、中間の見直しを行うことになった。
上田市地球温暖化対策地域推進計画は、2021年3月に改定された。
しかし、国の「温室効果ガス削減目標」が、2030年度までに26%削減から46%削減に引き上げられたことから、新たな削減目標などを示す必要が出た。
環境審議会では、専門部会を設けるなど熱心に審議を重ねた。
市民意見募集にも多くの意見が寄せられた。
新たな削減目標については、57%とするのに試行錯誤があった。
答申では、基本計画について、IPCC「1・5℃特別報告書」や、国が宣言した2050年までの実質的に温室効果ガス排出ゼロにする「カーボンニュートラル」などを追記。
再生可能エネルギーは、生活や環境との共生を前提に地域資源を有効に活用し、導入を推進することを追記するなどした。
◆地域推進計画では
2030年度までに57%削減すること
2050年度までに温室効果ガス排出量を実質ゼロにする改定
重点プロジェクトとして、住宅屋根や市有施設などへの太陽光発電の導入拡大
森林整備で木材利用による二酸化炭素吸収、固定、エネルギー源として利用を推進
少ないエネルギーで暮らせる環境に優しいまちづくり
断熱性能の高い建築物普及促進で建築物の脱炭素化―の4項目。
推進体制として市の推進本部と市民、事業者、行政が協働する「上田市ゼロカーボンシティ実現市民会議(仮称)」が連携して、ゼロカーボンシティを実現する。
ゼロカーボンに向けた市民、事業者に行ってもらいたい取り組みも記載している。
市民に分かりやすく周知するため、2050年の上田の姿についてのイラスト、温暖化対策が暮らしにもたらすメリットを記載したコラムも掲載。
答申では、髙橋会長、川田富夫副会長が訪れ、髙橋会長は「2050年ゼロカーボンシティの取り組みを着実に推進するよう希望する」と答申書を土屋市長に手渡した。
答申について「2050年ゼロカーボンシティ実現に向けて地域資源を最大限に生かし、国の46%削減を大きく上回る野心的な57%削減の目標とし、より戦略的に温暖化対策を推進する重点プロジェクトを定めている。温暖化対策に限らない総合的なプロジェクトで、持続可能な上田市に貢献する」とした。
土屋市長は「身が引き締まる思い。しっかりと取り組まないといけない。答申を最大限尊重したい」とした。



