上田市の長野大学が「完成記念イベント」を開く! ☆今年度新設した大初の理工系学部「共創情報科学部」が入る新棟(10号館)
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上田市の長野大学は17日、今年度新設した同大初の理工系学部「共創情報科学部」が入る新棟(10号館)の「完成記念イベント」を開いた。
見学会やパネルディスカッションを行い、関係者約100人が参加した。
新棟は10月から本格的に利用を始める。
鉄骨造6階建て、延床面積約6900㎡。
1階は学生や地域、企業が集い「0から新しい価値を生み出す」をコンセプトとする「0▼1Cafe」やカフェテリア。
1階から2階にかけての「ステッププラザ」は学生や地域住民が気軽に集う交流空間。
3階は自由な発想を形にし創造力や表現力を育む「アトリエ」や地域企業との共同制作も想定する「ファクトリー」など。4階から上は実験室や研究室などを配置した。
パネルディスカッションは「一つの建物を、ひとつのチームでつくる-デザインビルドで実現した新棟整備の舞台裏-」をテーマに、基本設計から実施設計、解体工事、新棟建設工事、工事監理までを一体的に進めたデザインビルド方式について、プロジェクトチームの5人がそれぞれの立場で語った。
ファシリテーターは長野大学新棟建設工事総合評価審査委員長の浦江真人・東洋大学理工学部教授と長野大学の吉田善一副学長。
吉田副学長は「館内を人がグルグルと回遊し、誰かとばったり出会う。この偶然の出会いや雑談こそが新しい学びに火を付ける。建物全体が1つの知識創造のシステムとして機能するようフロアごとに役割をもたせている」と説明。
発注者の上田市都市建設部建設課、宮原正志さんはデザインビルドの成果を課題共有が早く意志決定がしやすいなどとし「完成度は設計、施工ともに大満足だった」とした。
CMrの佐藤総合計画、永野敏幸さんは「価値を生むところには必要なコストをしっかりとかけ、一方で合理化できるところは思い切ってして、全体のメリハリとバランスをつけた」。
設計者のエーシーエ設計、跡部毅さんは「世界初の哲学カフェを設計させていただいたことに心が躍り、わくわくした」。
工事監理者のエーシーエ設計、山上敏男さんはデザインビルドらしい進め方ができた事例をあげ「同じ課題に向け、それぞれ専門的な視点から意見を出し合った」。
施工者の北野建設、山口淳さんは「施工者が基本設計から実施設計にいたるまでの設計定例打ち合わせに参加したことで、発注者の思いや設計者の意図を十分に感じることができた」と話した。
浦江教授は「発注者とCMr、JVがそれぞれの役割と責任を果たしウィンウィンの関係で1つのチームとなり、建物を完成させた1つの成功事例」と述べた。