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東信ジャーナル

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東御市の清沢由美子さん(77)=東御市= ◆ガンを克服し「文化箏指導者」として24年

テーマ:とうみニュース

 「文化箏は私の生きがい。生徒は私の宝物」と話す東御市の清沢由美子さん(77)は、従来の箏を約半分のサイズ(長さ約86cm)にし、手軽に演奏できるよう改良した「文化箏」を指導している。
「箏のお陰で元気でいられる」と、教室で生徒と一緒に楽しそうに箏を弾く。

 清沢さんは、子どもの頃から従来の箏を習い、19歳で生田流正派の準師範を取得。40歳で師範となった。

 しかし、47歳の時に乳がんが見つかり手術を受けた。
 箏の師範を取得するために三味線を習い始めた。
 乳がんのため右手がしびれてバチが持てなくなり、箏と三味線をやめてしまった。ショックで「毎日死んだようになって過ごしていた」。

 そんな時、新聞の広告欄に「文化箏の講師募集」というのを見つけた。
 53歳になっていたので、ためらったが、思い切って電話をかけてみた。「大丈夫ですよ」という返事だった。
 早速、試験を受けて2級講師の資格を取得。
 文化箏長野県本部が「無料体験学習」として生徒の募集をしてくれた。
 集まった生徒は2人だけだったが早速、教室を開き、指導を始めた。

 「文化箏での思いでは数々ありますが、なかでもオーストリアへの2回の海外遠征で、宮廷の劇場で演奏し、素晴らしかったことが思い出されます」。

 現在、丸子公民館での丸子教室と佐久野沢教室2教室で、木曜日と土曜日、月2回づつ教えている。
 生徒は両教室で16人。
 ピーク時の半分ほどの人数になってしまった。

 清沢さんは「文化箏は、短いサイズなので自宅のテーブルなどで演奏ができ、持ち運びも楽。楽譜は音符ではなく横書きの「数字譜」が使われているため楽譜が読めない人でも演奏を楽しむことができる」と利点を話し「興味のある人は是非見学に来て欲しい」と呼びかけている。

 問い合わせ(電話)090・8328・5267(清沢さん)