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「上田女性史研究会」が「上田女性史 地域と共に」を発行! ★女性の地位向上に向けてて取り組んできた女性たちの歩みをまとめる。

テーマ:上田市ニュース

【右から宮島満里子会長、杉山さん、宮島嘉子さん】

 上田地域の住民有志がつくる「上田女性史研究会」はこのほど「上田女性史 地域と共に」を発行した。
 「女性の地位向上」に向けて新たな歴史を築きながら、地域活動などに取り組んできた女性たちの歩みをまとめた。

 同会は2003年に結成し「女性たちの生き方の証しをいま書き残しておかなければ風化してしまう」との思いで活動を続けてきた。
 現在の会員は70代から90代の15人。
 「目指すのは全ての人間が平等な世の中。男女共同参画は徐々に進んではきたがまだまだ途上。勉強会などでこの本を活用し、わたしたちの思いを引き継いでほしい」と期待する。

 「地域活動を通して」「働く女性たち」「上田市の女性施策と共に」の3章で構成。
 保育所設置要求や上田市産院の存続を求める運動、医師確保に向けた訴えなど女性たちが勇気と情熱を持って地道に積み上げてきた1970年以降の足跡を紹介する。

 女性の医師や自治会長、育児休業制度獲得に関わった人らを会員の聞き取りなどで紹介するコラム16編も掲載している。

 事務局で、上田市芳田の杉山洋子さん(85)は「母親文庫や社会教育大学など、自主的に学ぶ場を求めた上田の女性たちの素晴らしさを編集作業を通して感じた」。

 同市常入の宮島嘉子さん(81)は「地域に根ざした女性たちの活動をきっちりと残しておきたいと取り組んできた。古い制度や慣習に負けずに行動した人たちの歴史を若い人にも知ってほしい」と話す。

 同市中央西の宮島満里子会長(97)は、長野県教育委員として学校長や教頭など教育現場の女性管理職輩出に尽力し、市男女共同参画推進委員会長などを務めた。
 「これまで一貫して男女共同参画の実現に向けて奔走し、私がしなければならないという覚悟で声を上げてきた。後に続く人が増え、いずれは女性史がいらなくなることが願いです」と力を込める。

 A4判、142ページ。
 県地域発元気づくり支援金を活用して1000部製作。
 上小地域の小中高校や大学、図書館、公民館などに寄贈した。