「長和町コンシェルジュ」代表、鳴海ちづ子さん(74)=長和町長久保= 「町の名所旧跡を英語などでガイド」
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長和町の名所旧跡を英語などで案内するガイドグループ「長和町コンシェルジュ」の発案者で代表。
自身の学びを生かし、ガイドグループメンバーの育成も担っている。「正しいニュアンスで素晴らしさを伝えながら、聞く人の興味をかき立てられるようなガイドがしたい」という。
長和町で生まれ育ち、結婚後は転勤族として長野県内各地で暮らした。
各地の魅力を紹介しようと、善光寺や松本城、軽井沢、小布施などで英語ガイドを行っていた。
英語の勉強は、48歳の頃に本格的に始め、わずか3年で英検準1級を取得した。
ガイドや勉強を通じ、学校で習った英語や辞書に載っている単語だけでは、言葉は通じてもニュアンスが伝わらないことが多いと知った。
例えば、宿場町をポストタウンと表現すると、郵便局の町と捉えられることがある。
また、街道をハイウェイと表現すると、高速道路と捉えられることがある。
そこで鳴海さんは、個人レッスンを受けるなどして、ニュアンスまで正確に伝える実践的な英語を探求。
何を表現するか考えることも楽しく夢中になった。
あわせて、相手に不快感を与えないように自他国の文化や宗教なども勉強。
その上で外国人と話し、日本の文化風習などを紹介すると、驚きや興味のリアクションが返って来るという。
これが、英語を学ぶ魅力で、ガイドでも重視している。
57歳で長和に戻った。
英語への熱は冷めず、インターネットを通じて毎日外国人と話すなどして日々学びを深めるとともに、個人塾「ABC英語塾」を開き地元住民に教えている。
一方で、地元の魅力にも改めて気づき「紹介しないのはもったいない。外国の人、日本の人、地元の人に知ってもらおう」と考えるようになった。
そして、英語対応のガイドグループの立ち上げを思い立ち、長和町に相談した。
これを受け町は、インバウンド需要を見越した英語ガイドの育成を目的に、長和町コンシェルジュ育成事業を開始した。
平成29年から鳴海さんらを講師とする育成講座を開いた。
英語に加え日本の地理から長和の魅力まで、必要な知識を広く学ぶ場を設けた。
受講生は、30代から70代までの町民23人で、この半数以上がガイド可能なレベルに達している。
「コロナ禍」が、落ち着いた今年度、長和町コンシェルジュは本格的に活動を開始した。
ガイドコースを設定し、ホームページも立ち上げている。
英語のほか、日本語と中国語のガイドも想定し、広く利用者を募っている。
町は今後も育成事業を継続し、グループの活動を応援する考えだ。
鳴海さんは「芝居気たっぷりに話して案内している。ガイドがあると楽しさが何十倍、何百倍になるはず。紹介文章を読むだけとは違う、ドラマを感じてもらえると思う」とし 「生まれたこの町は誇りで、魅力がたくさんある。名の知れた観光地とはまた違った良さをゆっくり楽しんでもうことにつながれば」と話す。



