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<トップインタビュー>2026 ㈱大栄製作所=小諸市加増= 塩川秀忠社長(60) 「ノウハウ生かし新技術・製品に対応へ」

テーマ:小諸市ニュース

 小諸市加増の㈱大栄製作所は、光学フィルムの生産ラインなどに使われる「サクションロール」をはじめとする各種ロールや、省力機械機器などの設計製作を手掛ける。
 同市に本社と工場が、福岡県に九州工場がある。
 塩川秀忠社長(60)に展望を聞いた。

 ─近年の業績は
 2025年期は、どこもそうかと思うが、アメリカの影響が大きかった。
 中国、韓国の社会情勢も踏まえ、先が見えない年だった。とはいえ、関税が定まった昨年の夏くらいから仕事が見え始め、秋には2026年度の仕事が入り始めた。
 現在は3月から5月くらいの仕事をしていて、忙しくなっている。
 材料費高騰や燃料費などマイナス要素も多いが、これはどうしようもない。もっとも、当社は製品に価格転嫁できているため赤字にはならない状況。

 ─主力のサクションロールについて
 スマートフォン普及やリチウムイオン電池需要増などと合わせて、20年前から増え始めた。
 ほかにやれる会社が無いため、相変わらず好調。一方で、20年経つと産業や一つのモノが飽和するのではないかと感じ、転換を模索する時期でもある。今までの使い方プラスアルファで売り込んでいる。

 ─将来の事業について
 新しい技術、新しい製品に対して、当社の技術をどう活用できるか。
 新技術・製品に関われるようにいろいろと考え、日本全国に営業をかけている。
 例えば当社は磁気テープから始まった会社なので、フィルム関係の仕事には会社としてノウハウがある。
 ノウハウが生きそうな新技術・製品などは見に行っていて、対応できるように備えている。
 事業全体としては、会社の次の50年の目標に、お客様からの信頼ナンバーワン(信頼=品質、納期)を掲げて取り組んでいる。

 ─社員待遇について
 毎年少しずつでも給与を上げていければ。
 育休は3人の男性社員が取得した。
 そういった福利厚生も充実させたい。
 社員の働きやすい会社でありたいとは考えている。
 会社の次の50年の目標には、働きやすい・働きがいのある会社ナンバーワンを掲げている。

 ─地域活動について
 奉仕活動や交通安全活動を継続してきた。会社の次の50年の目標にも、地域貢献ナンバーワンを掲げている。
 社員にもできるだけ社会貢献をするようにお願いしてきた。
 行政に頼るばかりではなく、会社それぞれがそういう気持ちをもてればよいと思う。

 ─土産用のカレー発売
 小諸のお土産が欲しいという要望が届いたため、地元のブロッコリーや白いもを使った野菜カレーを企画した。
 パッケージには、特産品や歴史を織り込んだので、小諸のPRにつながればうれしい。

◇  ◇

 1972年9月創立。
 資本金1000万円、社員数60人。
 営業品目は一般ロール、特殊精密ロール、サクションロールの設計製作、機械装置、省力機械―など。
 塩川社長は小諸商工会議所会頭(2期目)を務めている。