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東御市の「東御こもだ果樹園」がブドウ体験拠点「Tomi Grape Sanctuary」をオープンへ! ☆8月に ☆巨峰の感動を世界に「交流観光施設」を目指す

テーマ:とうみニュース

【建設中の施設で菰田さん】
【完成イメージ図】

 東御市祢津の「東御こもだ果樹園」は、8月にブドウ体験拠点「Tomi Grape Sanctuary」を同市鞍掛にオープンする。
 ブドウの出荷作業場や直売ショップ、加工ラボ、生産者らが語らうアグリベースなど兼ね備えた「交流観光施設」を目指す。

 巨峰栽培の道を切り拓き、大粒ブドウ栽培の礎を築いた東御の地を「ブドウの聖地」として発信しようと同果樹園代表社員で技術販売責任者の菰田央さん(55)が手掛ける。

 建設中の施設は木造平屋約210㎡で敷地面積は約3300㎡。富士山から北アルプスまで見晴らす立地で高速のインターチェンジからのアクセスも良い。パノラマビューを楽しみながら大粒の生食ブドウや冷たいスムージー、巨峰ジュースも味わえる。

 菰田さんは東京都出身の元ITエンジニアで18年前、東御で食べた「種あり巨峰」に衝撃を受け「これは世界に伝わる味だ、この世界一おいしいブドウを作りたい」と農業へ転身。
 現在、同市加沢や東上田など14カ所の計2・1ヘクタールで巨峰、シャインマスカット、ナガノパープル、クイーンルージュなど栽培。自然循環農法で化学肥料は一切使わず、農薬は通常の半分以下でおいしさと安全を追求。年間出荷量は2万房で10トン強。

 「巨峰というブドウがなければ、いまの大粒ブドウの流れもなかったわけで、大粒の生食のブドウは日本が世界の原点。その源流が東御にあるってもっと自慢したい。生食大粒ブドウの聖地はここにあり、東御はメッカなんだよと言いたい」と菰田さん。「これまでは栽培や販売で手一杯で、なかなかそういう発信ができなかった」と語る。

 「やっぱり種あり巨峰が一番おいしいよね」という声を全国のブドウファンからたくさんもらう一方で、最近は種ありの生産者が減少。高い技術が必要な種ありに比べ、容易で高単価なシャインマスカットに流れているといい、「伝統の種あり巨峰は消えゆく存在、おいしいのに安くて手間がかかるブドウになってしまっている」。「いまに見合った単価に巨峰を格上げし、付加価値を生みだして生産技術を守って行きたい」と語る。

 アグリベースに意欲的な仲間が集い「これからの儲かる農業やブドウをどう発信していくか、切磋琢磨できる環境」を作る。敷地内に草花のメドウガーデンや新たな体験型の観光ブドウ園も作る計画で「ブドウを収穫してフルーツサンドやスイーツ作り体験、種ありvs種なしの味比べ企画もやりたい」と思い描く。

 開業資金の一部250万円を目標にクラウドファンディングサイト「For Good」で7月上旬まで支援を募っている。
 「巨峰の感動をより多くの人に伝えて、東御にこれだけいいものがあると世界に発信していきたい」と話していた。