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小諸市の「さくら動物病院」が「さくらスクール」2024を開く!

テーマ:小諸市ニュース

【①さくらスクール会場】
【講演する滝沢獣医師】
【講演する動物看護師の田井さん】

 小諸市の「さくら動物病院」(横山篤司院長)は「第18回 さくらスクール」を24日、小諸市のこもろプラザ市民交流センターで開いた。
 5年振りの開催。55人が参加し、熱心に聴講した。

 スクールは4部あり、第1部は同院の滝沢逸志獣医師が「動物の皮膚病や病院と家でできること」をテーマに講演。
 「皮膚や耳がかゆい、フケが多い、皮膚が赤い、毛が抜けているのは皮膚病の症状。皮膚病には感染症、アレルギー、ホルモン疾患、自己免疫性疾患腫瘍性患など種類や治療は多岐にわたる。多くの病気にシャンプーや保湿など家でのケアに効果が期待できる」と話し、シャンプーする動画を見ながら詳しく説明した。

 2部は同院の動物看護師、田井香菜絵さんが「デンタルケア(歯磨き)」について講演。
 「歯磨きをしないと歯垢が歯に吸着して歯石に変化、歯肉炎から歯周病になる」と説明。
 愛犬に協力してもらい、歯磨きでの慣らし方を動画で説明。
 「焦らず少しずつ無理をしないように」と話した。

 

 4部では、横山院長の質問コーナーがあり「最近愛犬の口の臭いがあるのでどうしたらいいか」という質問があった。
 「多くの場合は歯石によって臭いが強くなる。軽度であれば家庭での歯磨きが勧められるが、重度の場合は十分な検査のうえ全身麻酔による歯石除去や時には抜歯をしなければならない。重度になる前に病院での診察を」と答えた。

 横山院長は「募集後すぐに満席となり、以前よりも動物の健康面に配慮する飼い主さんが増えていると感じた。愛犬愛猫と飼い主がより健やかに幸せに暮らせる社会を当院から発信していきた」と話していた。
 来年からも定期的に開催する予定という。