小諸ゆかりの文豪島崎藤村を偲ぶ「第82回 藤村忌─花と歌を捧げるつどい─」を小諸市の懐古園内「藤村記念館前庭」で開く。 ★小諸市、小諸市教委、小諸市立藤村記念館。
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【明治学院大学グリークラブによる合唱】
小諸市、市教委、市立藤村記念館は、小諸ゆかりの文豪島崎藤村を偲ぶ「第82回 藤村忌─花と歌を捧げるつどい─」を、懐古園内藤村記念館前庭で開いた。
藤村(1872─1943)の命日の8月22日に毎年開いている集い。
藤村文学の愛好者や小諸関係者らが集まった。
開式の言葉を藤村記念館協議会委員長の柳澤厚さんが行い、続いて山下千鶴子教育長があいさつを、小泉俊博市長が献辞を述べた。
次に、東京学芸大学名誉教授の大井田義彰さんが「『緑葉集』の面白さ」と題した講話を行った。
緑葉集は1907年に出版された短編集。
大井田さんは「この小諸の地で、詩から散文へと比重を移しつつあった試行錯誤の作品。その後の大文豪藤村からはほとんどうかがえなくなってしまった可能性が垣間見える」と評価。
そして「遊びがあり、笑いがあり、落語のような落ちがあるなど、実に多様でどの作品もとても面白く、かなり読み応えがある」とし、各編を紹介した。
また、緑葉集や、発禁により同集に収めることができなかった「旧主人」には、具体的な地名が登場するといい「小諸周辺の地理や歴史、風俗を良く知る人が読めば、より一層楽しめるのではないか」と話した。
この後、有志による俳句や短歌の献歌。
明治学院大学グリークラブによる同大校歌や「椰子の実」の合唱。
小諸草笛会による「千曲川旅情のうた(一)」などの草笛演奏。
きらら会による「日本の歌曲メドレー(小諸なる古城のほとりなど)」 ー演奏があった。
閉式の言葉は藤村記念館の矢島守館長。
閉式の後、参列者全員が藤村像に献花を行った。



