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上田地域振興局が長野県民参加型予算による「遊休不動産を活用したワイン関連ビジネス創出事業」に関係者と取り組んでいる!

テーマ:小諸市ニュース

 上田地域振興局は、県民参加型予算による「遊休不動産を活用したワイン関連ビジネス創出事業」に関係者と取り組んでいる。
 8月下旬に事業関係者が先進地視察として、小諸市の「おしゃれ田舎プロジェクト」で空き家などに起業家を呼び込んだ店舗を視察。
 9月29日に上田市の大屋駅と東御市の田中駅周辺で、物件の見学とワークショップを行った。

 この事業では、上田地域で期待が高まっているワインツーリズムを本格化させるため、その発着地として重要ポイントになるしなの鉄道の田中駅と大屋駅の周辺。
観光客などがワインを気軽に楽しめるよう、空き家などを利用した観光拠点づくりを目指すもの。
 今年度は、7月には県外で都市型ワイナリーや人材呼び込みの視察を行い、小諸市では市街地の空き家対策と活性化の取り組みを視察。
 

◆小諸「おしゃれ田舎プロジェクト」視察

【プロジェクトについて話す髙野さん】
【レストラン「小諸本陣主屋」の見学。
参加者のワイナリー経営者が自ら生産したワインが並んでいるのを喜ぶ場面も】

  「おしゃれ田舎プロジェクト」では、市職員から現在は不動産会社を立ち上げている髙野慎吾さんが案内した。
 髙野不動産の事務所に視察参加者が集まり、髙野さんは「若い世代が出かけたくなる小諸にしようと、任意団体のプロジェクト。若い世代が出かけたくなるまちにしようと思った時、シャッターが閉まっている店舗を開け、見た目も良くし、良いお店を増やしたいと考えた」と、小諸で創業したい人を東京で募った経緯を話した。
 プロジェクトで新規オープンした「小諸駅のまど」「彩本堂」など各店を資料で紹介。
 実際の店舗を10件ほど巡り、変化している小諸の様子に参加者は感心していた。

◆大屋駅前の物件など見学

【旧ビジネスホテル】
【旧ビジネスホテル】屋上】

 拠点となり得る物件の見学では、大屋駅前でイタリアンの店が入る建物の2階で貸し出す27坪のスペースや、旧ビジネスホテルの建物、旧時計店の建物などを巡った。

 旧ビジネスホテルは少し手を加えれば再開できそうな雰囲気で、屋上からの景色も含め、参加者はさまざまなイメージを膨らませていた。
 大屋駅周辺は宿泊や店舗など事業をしていない物件が目立つ状況から、参加した大屋自治会の役員は「何か始めないと動き出さないので、この事業に期待したい。道路改良などにも結び付いてほしい」と話す。

◆田中駅周辺の物件を巡る

【宮島さんの物件】
【東上館】
【東上館内部】

 田中駅周辺では、古民家を購入して民泊と1階を貸し出す計画の宮島和繁さんの物件や、文房具店の浜田屋の奥にあってギャラリーにしていた蔵、御菓子処花岡となりの洋風3階建て「東上館」などを巡った。
 宮島さんの物件では、2階からしなの鉄道の電車が間近に見られ、ちょうど観光列車「ろくもん」の通過と重なり、ろくもんに手を振るなどして活用のイメージが広がった。
 多くの人が見ているが内部は知られていない「東上館」では、迎賓館的な意匠の豪華な内装などに「文化財級だ」と感心しながら大きなスペースの活用を考えていた。
 物件を巡った後、ラ・ベエリテでワークショップを行った。

   ◇  ◇

 今後、ビジネスアイデアブックの作成、起業家と出資者とのマッチング相談会などを予定している。