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「こもろ観光局」の富岡正樹局長(理事長)に「近年の振り返り」と「今後の展望」を聞く!

テーマ:小諸市ニュース

 
 一般社団法人こもろ観光局の富岡正樹局長(理事長)に、近年の振り返りと今後の展望を聞いた。
 
 近年の小諸市の観光について「観光の質が変わってきたように思う。昔は、懐古園と浅間山や湯の丸に行って帰ってしまうといった人が多かった。小諸市が舞台のアニメ『あの夏で待ってる』が放送された2012年頃から雰囲気が変わった印象がある。放送以降から、これまで少なかった層の観光客が、町を歩く姿が目立つようになった。さらに今では外国人観光客も増えた」。

 観光やまちの雰囲気について「今は、小諸市が注目されていることもあって、若い人移住者も増え、商店街が若返っている印象。生活も一種の観光分野なので、観光の質の変化につながったと思う。まちの人は観光にたいして柔軟になってきて、外国人観光客が来ても驚かない。今後も住んでいる人が楽しみながら住める街として続いていければ喜ばしい」。

 「コロナ禍」以降について「2年間はほとんど休業のような感じだったため、そっくりコロナ禍前に戻るということは無いと思う。一方で、円安なども踏まえて考え方が変わり、国内回帰や国内再発見を意識する人もいる。そうしたなかで、小諸や周辺地域を選んでもらえるようにしたい」。

 市内で行われている観光関連事業について「観光局は、好調なダイヤモンド浅間や婚活など自主事業を行っている。前理事長が力を入れてきたサイクリングも引き続き行っていく。住んでいる方々は、マルシェやイベントをやって下さっていて、人気と集客力がある。小諸駅は、観光客が多く降りる駅ではないが重要ポイントで、観光案内所も含めて活用を考えたい。東信で盛んなワインや日本酒は、滞在型・宿泊型ツーリズム展開などこれからも期待が持てる。浅間山は駐車場が足りないくらい人気で、引き続き伸びる余地がある」。

 観光誘客について「軽井沢など近隣と一緒に魅力的な観光地を作り上げていければ。外国人など移動距離が多めの観光客は、軽井沢を玄関口に東信も北信も同じ場所と見ている人も多い。地域に魅力があれば、自然にお客さんが回って来る状況ができそう」。

 情報発信について「昔は予算を出してポスター作ったりキャラバンでまわったりして名前を売って、東京や軽井沢から人を呼び込むなどしていた。今はインターネットでしっかり発信し、何が当たるかは見えにくいとはいえSNSなどをしっかり活用していくことを続けていきたい」。

 観光局としての役割について「伸びるところをしっかり支援していくことを意識したい。これまで人気だった自然や文化に加え、飲食店や駅周辺イベントも増えたため、観光客は楽しい街めぐりができるはず。地元住民が取り組むまちづくりを、観光局としても方向性を間違えないように応援していければ」

  ◇ ◇

 富岡局長は温泉旅館「中棚荘」の「会長(5代目荘主)」。
 同旅館のワイン部門を独立させた「ジオヒルズワイナリー」では、社長を務める。

 「中棚荘(中棚鉱泉)」を営む富岡家の長男として、昭和31年生まれる。
 東京の大学卒業後に26歳で帰郷し、家業に従事。
 30歳の頃に中棚荘4代目であった父親が亡くなり5代目となった。
 以後、長男で6代目の直希社長に引き継ぐまで約30年以上に渡り社長を務めた。
 温泉掘削、新館「平成館」の建築、古民家を敷地内に移築して別邸「はりこし亭」オープン。
 ワイン造り開始とジオヒルズワイナリー設立
              -などに取り組んだ。

 地域活動では、5代目就任後に観光局の前身である観光協会で活動を始め、部長や副会長などの役職を歴任。
 昨年の定時社員総会で花岡隆前理事長に変わり新理事長となった。