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小諸市の「芦原中学校区の学校再編」で校舎の増改築工事期間中の「仮設校舎」を巡り「署名活動」を開始! ☆中学PTA役員らが

テーマ:小諸市ニュース

【芦原中学校の校舎内で可視化した工事エリアと学校生活エリアの境界線】
【会見する櫻井さん(右)と小山さん】
【署名のQRコード】
【撤去する壁など説明する小山さん】
【一部仮設校舎の予定地】
【全部仮設校舎の場合の予定地(テニスコートとの境付近の校庭の一部)】



 小諸市の「芦原中学校区の学校再編」で校舎の増改築工事期間中の「仮設校舎」を巡り、同中PTA役員らが「署名活動」を開始。
 工事に伴う騒音や振動による悪影響から生徒を守り安心安全な学びの環境を確保するため、授業を行う普通教室を工事エリアと離れた仮設校舎「全部仮設」で進めることを求め、市議会に請願書を提出する予定。

 10月30日からオンラインや書面で署名を募り、オンラインだけでも1週間で1300人を超える署名が集まっている。
 小中学校の保護者や市内外の教育関係者から「子どもたちのことを第一に考えてほしい」などのコメントが多く寄せられている。

 再編計画では市内3小学校(千曲、水明、坂の上)と芦原中学校を統合し、小学1年生から中学3年生(9年生)までが一緒の校舎で学ぶ義務教育学校を同中学校敷地内に令和10年4月開校する予定。
 新校舎として同中学校校舎を増改築する工事は、来年夏から約1年半に及ぶ。

 6月市議会で可決された一部仮設校舎による増改築工事は、理科室などの特別教室が入る仮設校舎を建て、工事エリアに隣接する既存校舎の普通教室と併用して授業を進めるもの。
 防音壁1枚隔てた教室での工事による騒音や振動の影響など再考し、普通教室を含む全授業を行うことができる全部仮設校舎を増設する予算案が9月市議会に提出されたもの否決された。

 5日、市役所で開いた会見で同中PTA会長の櫻井浩多さん(40)は「一部仮設案から全部仮設案に変えるべく署名活動を始めた。保護者から多く反響をいただいている。議会でどういう結論がされたのか、一部仮設はどういうものなのか、この事実をほどんど知らない人が多い。一部仮設ということは到底子どもたちの安全安心を最優先に考えた結論とは私たちは考えていません。地域で子どもを育てるのは大人の責任。再編に関しては色々な意見がありますが、子どもたちが真ん中にある義務教育学校にならなければいけないんだろうと感じている」と話した。

 前会長の小山等さん(49)は「他市町村で増改築する学校で教えた経験がある学校関係者からの署名も多く、教える側にとってもすごくストレスのかかる環境になるので、できることなら少しでも工事区間と離れた場所で授業をさせてあげたい」などの意見が多く寄せられていると報告した。

 6日には、芦原中学校の参観日で保護者に署名を呼びかけ、校舎内に「工事エリア」と「学校生活エリア」の境界線をテープなどで可視化。

 訪れた保護者は「こんなことになっているなんて知らなかった。学校生活と工事が隣り合っていて危なくないか、受験期や思春期の子どもたちの健康や精神に与える影響がないか」。
 生徒は「知らなかった。大きな音が苦手なので不安」と話していた。

 櫻井さんは「一部仮設校舎による工事スケジュールでは、テスト期間中も工事を行ってなお、引き渡しまで残り2週間しかなく、そうしないと工事が間に合わないと工事会社のヒアリングからわかっている」といい「全部仮設校舎案では全生徒と職員、関係者が工事を行う既存校舎とは別の棟に非難するような形で全部仮設校舎に入ることにより、生徒のことを気にしなくて工事が進められるので工事期間が約2・5カ月から3カ月短縮することができる」と説明した。