小諸市の水明小学校で「田んぼスケート授業」が今年も行われている! ☆半世紀続く伝統 ☆児童ら楽しむ
テーマ:小諸市ニュース







冬の風物詩、小諸市の水明小学校で半世紀続く伝統の「田んぼスケート授業」が今年も行われている。
シーズン初日は、北校舎裏の「田んぼ」を凍らせた広さ約300㎡の「天然のリンク」で、4年生と2年生が気持ちよさそうに初滑りを楽しんだ。
氷の厚さは4~8㎝ほど。
同校庁務員で田んぼリンク作り4年目の塚崎雅彦さん(64)が昨年10月下旬から、田を平らにならす作業でリンクの土台作りを始めた。
水をまき全面結氷しだした12月10日頃から毎日30分ほど水を入れて1~2㎜ずつ氷を育てた。
例年は多く水をまいて一気に凍らすが、表面だけ凍って中が溶けたこともあったため、今年は工夫してやり方を変えた。
「いい氷が作れるとうれしい」と塚崎さん。「苦労ではない、一緒になって滑ったり楽しいんです」と話す。
「今年もいよいよだな」と地域ボランティアの1人で近所の花岡一登さん(95)も駆けつけた。
2人は「あすは冷え込むな」とうれしそう。
花岡さんら有志はシーズンが始まるとスケート授業後に毎日15時頃から田んぼリンクに水をまき氷面の整備を行う。
花岡さんが同校のPTA会長を務めた昭和52年にスケートリンクができ、当初は空き地にビニールを敷いて作ったリンクだったが、2年後に水田化して現在の形ができあがった。
以来、半世紀にわたり田んぼリンクの維持管理に携わり、この日も笑顔で児童の滑りを見守った。
4年生は慣れたものでスケート靴をさっと履いて、我先にとリンクへ上がり颯爽と滑った。

終了の合図で、冨岡愛莉音さん(10)は「先生、スケートあしたもある?」と名残惜しそう。上田律さん(10)は「2回転んだけれど10周滑った。めちゃ楽しい」。
2人は「あと100回くらい滑りたい」と意気込んだ。
「花岡さんいつもありがとう」と大きなあいさつで登場した2年生はまず準備体操から。補助具代わりのイス(酒瓶ケース)につかまって滑ったり、補助なしでスイスイ滑る子もいて昨年デビューしたてとは思えないほど。
尻もちをついたり這ったりしながら氷の感触を満喫した。小林真朋さんは「転んでも痛くなかった。じょうずになりたい」。三浦啓太さん(8)は「1年の時よりもすごいいっぱい滑れた。イスを離して初めて滑れてうれしかった」と話した。
「当時はもっと広い気がした」と目を細める金井直樹校長(58)は水明小出身。4年生頃の時にスケートが始まったといい、ちょうど花岡さんがPTA会長をしていた頃だと、2人は思い出話に花を咲かせていた。
天候にもよるが、シーズン中は各学年10回ほどスケート授業を行い、2月末頃まで。



