立科町の道の駅「女神の里たてしな」で「野菜作りをテーマ」とした農業セミナー! ★立科で活動する「長野大学生」と「地元住民」の意見交換会も
テーマ:立科町ニュース
立科町茂田井の道の駅「女神の里たてしな」でこのほど、野菜作りをテーマとした「農業セミナー」と、立科で活動する「長野大学生と地元住民らの意見交換会」があった。
同道の駅と「明治安田生命保険相互会社(明治安田)」長野支社は、同社が提供するプロジェクトを活用して、このイベントを初めて企画。
町内外から、定員の倍近い73人が集まった。
農業セミナーは、農村漁村文化協会関東甲信越支部の酒井潮さんを講師に招き「野菜作りのコツと裏ワザ」と題して実施。
同協会は、農業の総合実用誌「現代農業」などを定期刊行し、農業の実践的な情報を豊富に有しているという。
酒井さんは、トウモロコシなどの種まきのコツ、重曹を使ったダイコンの栽培方法、ダイコンの1穴二本植え、紅茶パックや釘を使った病害虫対策、鎮痛消炎シップを使った虫よけ、ナスを使ったジャムのレシピなど、具体的な情報を紹介した。
長大生との意見交換会では、環境ツーリズム学部熊谷圭介教授のゼミ生5人が参加。
同道の駅を起点とするグリーンツーリズムなどを研究してきた学生の表ありささんと小林梨花さんらが、今年度と昨年度の活動内容を説明。
収穫祭での学生喫茶の実績やアンケートの内容などを発表するとともに、住民からの質問に答えた。
また、立科の印象について「景色がすごく良い。リゾート地から農村まで場所によってあるものが違い、魅力の範囲が深い」などと話した。
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明治安田は地域貢献などを目的に「みんなの健活プロジェクト」や「地元の元気プロジェクト」としてさまざまな取り組みを展開。
道の駅では、健康増進イベントなどを実施してきた。
今回のイベントは、同プロジェクトの一環だが、同じく道の駅で活動している学生も巻き込む内容となった。
このような農業セミナー開催は県内初という。
同道の駅の竹花信明駅長は「生産者や出荷者の質的量的な向上、住民の家庭菜園や健康づくりのための自家用野菜作りへの寄与、消費者や利用者の満足度向上、直売所運営改善の4つの角度で勉強したいと考えた。それぞれ発展し、皆様に満足してもらうことで、地域の活性化に結び付いていくと思う」と話した。