戦争・紛争のない平和な世界を願う「梵鐘の音」が上田の浄楽寺の境内から周囲に響き渡ったー。◆太平洋戦争終戦記念日の15日
テーマ:上田市ニュース

◆平和を願い鐘をつく参加者





戦争・紛争のない平和な世界を願う「梵鐘の音」が、太平洋戦争終戦記念日の15日、上田市中央5の浄楽寺(滋野眞住職)の境内から周囲に響き渡った―。
同じ思いで集まった市民ら25人が一人ひとり、過去の幾多の戦争犠牲者の鎮魂。
今も続くロシアのウクライナ侵攻の終結ーなどの願いを、鐘の響きにのせた。
同寺は、同戦争で兵器製造のための金属材料として軍部に徴収されて以来、梵鐘がなかった。
2000年に梵鐘・鐘楼を復興したのを機に毎年同日「平和を願う鐘」を檀徒らと一緒に鳴らしてきた。
2006年からは県内各地の寺院の協力を得て、同じ思いで平和を願う鐘を鳴らす長野県護憲連合の構成団体「非核・平和・憲法を護る上小の会」=林博信会長=が、同寺の取り組みと合流。
同会は、市内の他の3寺院とも鐘を鳴らしている。今年は改修工事で1寺院は中止。
今年の計3寺院のうち、共についた部落解放同盟上小地区協議会議長の髙橋芳夫さん(74)は「太平洋戦争で日本は加害者でも被害者でもあった。この世から争いがなくなることを切に願う」。
母親の市内の実家に帰省し家族と鐘をつきに来た千葉優月さん(15)は「自分も含め若い世代は戦争を知らず、無関係のような感覚の気がしますが、今他国の紛争のニュースなどに触れる中で、一人ひとりが平和のためにできることをしなければいけないと思います」。
滋野住職(76)は「平和な世への願いと、今の世界は逆の方向にある。争いの犠牲は弱者、戦争は決してあってはならない」と話していた。



