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長野県立大学1年生の「発信力ゼミ11組」が「丸子地域活性化研究に向けたフィールドワーク」を行う! ★担当はグローバルマネジメント学部の二本松泰子教授

テーマ:上田市ニュース

【丸子を訪れた同大学生と義仲館跡で説明する
木曽義仲信州丸子会】

 長野県立大学1年生の発信力ゼミ11組はこのほど「フィールドワーク」を同地域で行った。
 これは、ゼミで取り組む”丸子地域活性化研究に向けたもの。

 ゼミは10月から始まり、担当はグローバルマネジメント学部の二本松泰子教授。
 同学部などの1年生9人が受講している。

 テーマは、丸子で挙兵したとされる武将木曽義仲や、義仲に仕えた女武将巴御前を軸とした地域活性化。
 また、受講学生の半数が県外出身といい、丸子を入口に県内の歴史文化を学ぶという。

 なお、2020年度から昨年度までは、二本松教授と同大3年生のゼミが同様の研究を行ってきた。
 年度ごとに「地域紹介パンフレット制作」「平家物語一部を現代語と中国語訳でまとめたパンフレット制作」「のぼり旗制作」「地元菓子店向けグッズ制作」「地域PR動画作成」「義仲の好物とされるヒラタケを使った料理動画作成」などを行った。
寄贈やウェブ上での公開を行っている。

 今回のフィールドワークでは、信州国際音楽村や岩谷堂観音宝蔵寺、義仲館跡、鹿教湯などを1日かけて訪問。各スポットで、木曽義仲信州丸子会(松山三二会長)など地元住民が案内した。

 参加した同大学生で上田市出身の工藤涼風さんは「自分自身、丸子を通ることはあるが知らないことばかりだった。まずは、知られていないため人が来てくれないという課題を考えたい」。

 同じく学生で佐久市出身の鈴木嘉人さんは「自然が豊かで歴史もあり、独自の魅力がある地域。魅力を掘り下げるとともに、近隣の人にも首都圏の人にも発信していく必要がある」と話した。