ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

上田市の新田自治会が「どんど焼き」を行う!

テーマ:上田市ニュース

【燃え盛るどんど焼きのやぐら】
【子供らがやぐらに火入れ】

◆やぐらの熾火で繭玉を焼く

【どんど焼き開始前の飯島自治会長あいさつ】

 上田市の新田自治会(飯島康典自治会長)は14日、正月締めくくりの伝統的祭事「どんど焼き」を、自治会内にある学童ハウス太郎の家の広場で行った。

 同自治会では、島澤博さんら副自治会長が中心になって、開催前日に高さ約7mの青竹のやぐらを設けた。
 当日、午前中には住民100人以上が正月飾りのしめ縄や子供らの書き初め、旧年のダルマなどを組み入れた。
 昼過ぎに子どもらが「火入れ」して焚き上げた。

 同自治会が、インターネットを活用して年初から始めた新たな形の広報などで行事を知った家族連れらが手作りの「繭玉」を持ち寄った。
やぐらの炎が「熾火(おきび)」になってから焼いて食べたり、自治会振る舞いの汁粉や豚汁を頬張ったりしながら楽しく交流した。

 町田和幸・副自治会長(43)によると「毎年2月に自治会内5カ所の道祖神で、周辺住民が行う焚き上げはあったが、自治会全体でのどんど焼きはこれまでなかった。コロナ禍によって近隣同士のつながりが希薄化しないよう、地域全体で安全に楽しめる形で行おうと、令和4年から始めた」。

 吉原太朗・副自治会長(41)は「出身地の千曲市戸倉地区では、どんど焼きが子どもの頃から風習としてあったので懐かしい。伝統的祭事を子どもらに伝えるのにいい自治会行事だと思う」と話した。