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上田市が毎月の「広報うえだ」文芸欄に投稿された短歌、俳句、川柳の中から「年間優秀作品賞」の表彰式を行う!

テーマ:上田市ニュース

【手前左から宮入さん、丸山さん、室賀さん】
【宮入さん】
【室賀さん】
【丸山さん】

 上田市は、このほど毎月の「広報うえだ」文芸欄に投稿された短歌、俳句、川柳の中から「年間優秀作品賞の表彰式」を、上田市役所で行った。

 令和5年中の1年間に投稿された短歌902首、俳句1118句、川柳803句の中から選者の小宮山久子さん(短歌)、島田洋子さん(俳句)、斉藤俊酔さん(川柳)が選考した。

★年間優秀作品と作者は次の通り。
 ▽短歌 「真っ青な空に元旦の白き昼月(つき) 今この時も戦(いくさ)はありて」=室賀文江さん(富士山)
 ▽俳句 「臥す夫に田植の様子こまごまと」=宮入和子さん(小泉)
 ▽川柳 「捨てられぬ古着未練に泣きつかれ」=丸山卓雄さん(倉升)

 3人とも同賞の受賞は初。

 土屋陽一市長が表彰状を贈呈し「文芸欄の年間優秀作品賞表彰は41回目。大変素晴らしい作品で、感性を磨きながらつくられていると思う。これからも作品を作り続けてほしい」と述べた。

 短歌歴10年の室賀さんは「(受賞に)私で良いのか驚いた。昨年のよく晴れた元日の朝で、白い月も見えた。ウクライナでは戦争になっており、優雅に月を見ている場合ではなく、平和の来る日が一日でも早くと思い、歌にしてみた」。小宮山さんは「社会問題を取り扱う時事詠として残したい一首」と評価した。

 長い俳句歴の宮入さんは「家族総出でしていた田植えだが、寝たきりになったので、その様子を伝え話したもの。でも9月に亡くなった。選んでもらい、ありがとう」。

 島田さんは「一目瞭然の句で、これまでの夫婦の信頼関係や愛情が感じられる。句の中に人生観が見え、胸を打たれる。かくありたいと思った」と評価した。

 川柳歴20年の丸山さんは「思わぬ賞で驚いている。歳を取ると古着がどんどんたまり、捨てようか、どうしようかの心境を詠んだ」。

 斉藤さんは「男性が断捨離でこのような気持ちになるのかと、作品と出会った時に思ったが、妻から断捨離の仕方を教えてと言われて見本を見せようとしたが、娘が買ってくれたシャツを見て手が止まった。その時、この川柳を思い出した。頭から離れない句になった」と評価した。