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「ゴックン」を知る! ★「誤嚥性肺炎」を予防。☆市民公開講座で、丸子中央病院リハビリテーション科専門医の本多知行さんが講演。

テーマ:上田市ニュース

【嚥下おでこ体操を指導する本多さん(右)】

 上田市の丸子中央病院は「市民公開講座」で、リハビリテーション科専門医の本多知行さんによる「最後まで口から食べるとは?『ゴックン』を知り、誤嚥性(ごえんせい)肺炎を予防する!」を行った。
 大勢が聴講した。

 日本人の死因で大きな原因の一つとなっている肺炎は、その多くが高齢者。
 高齢者の多くが、飲み込む機能「嚥下(えんげ)機能の低下」で、水や食べ物などが誤って気管に入る「誤嚥(ごえん)」により、肺に入った物が原因で炎症を起こす「誤嚥性肺炎」による肺炎だとされている。

 誤嚥しても体力があれば肺炎にはつながらないが、免疫力の低下や基礎疾患など悪条件が重なって肺炎になるという。
そのため「摂食嚥下障害のリハビリ」が重要になる。

 本多さんは、摂食嚥下障害リハビリにおけるパイオニア。
 昨年、5月9日を「摂食嚥下障害克服のためのゴックンの日」として「日本記念日協会」の認定で制定した。

 丸子中央病院の松澤賢治副院長と本多さんは、医大時代の同期で、松澤副院長が本多さんを紹介する場面では大学時代の写真も披露。

 本多さんは、摂食嚥下障害で、口から食べられないと、食べる楽しみが喪失。
生きる上で根本的な欲求を満たす楽しみもなくなり、衰弱や死につながる。
 このようなことから摂食嚥下障害の治療に取り組んだ経緯を語り、嚥下「ゴックン」の仕組みを解説。
普段、何気なく行う「ゴックン」を意識して行うことが大切だとした。

 聴講者参加の体験で、天井を見て、つばを飲み込むことで「飲み込みにくい誤嚥をしやすくなること(正常な人なら大きくむせることはない)」。
下方向を見て、つばを飲み込むと、飲み込みやすいことを体験し、食べる姿勢の大切さを実感。
 加齢による口の衰え、筋肉量低下による摂食嚥下障害にならないため、のどの筋肉を鍛える体操も体験。
 「嚥下おでこ体操」は、額に手のひらをあてて額を押し上げ、押し上げ方向とは逆に腹部をのぞき込む姿勢にし、のど仏周辺の首に力を入れて5秒間キープする動作を10回繰り返すもの。
 朝昼晩の食前に行う。

 そのほか「あご持ち上げ体操」、吐き出す力を鍛える体操も紹介。

 講座の最後には本多さんが「オカリナ」を演奏。
 会場からの質問にも答え、著書のサイン会も行った。