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「医療的ケア児者を多面的に支援する」長野県内初の民間拠点「つながるごきげんベース」がスタート! 7月1日、上田市小牧で

テーマ:上田市ニュース

【人工呼吸器を使用する利用者のたんを吸引するスタッフ】

 「医療的ケア児者を多面的に支援する」長野県内初の民間拠点「つながるごきげんベース」が7月1日、上田市小牧でスタートする。

 重度障がい児者通所事業所「ごきげんスペースうえだ」を同所で運営するNPO法人こすもけあ福祉会(長野市)が新たに訪問看護事業を始め、これまで行っていた通所や相談の支援事業、災害時のサポート、家族の交流の場としての機能と組み合わせることで更なる支援の充実を図る。

 同法人の小野惠嗣理事長(68)は「医療的ケア児を総合的に支援するしくみが整った。看護師や理学療法士、保育士などの専門職がそれぞれの機能を生かしながら連携して課題の解決に導き、支援の輪を広げていきたい」と話す。

 上田市障害者支援課によると市内の医療的ケア児は34人。小児医療の技術向上で近年は増加傾向にあるという。ごきげんスペースうえだ(定員6人)には市内などの1歳から29歳までの25人が登録している。

 医療的ケア児者は人工呼吸器や胃ろうなどを使用し、たんの吸引や経管栄養など医療的ケアが日常的に必要で、昼夜を問わず常時見守りが必要なケースが多い。

 訪問看護事業所では医療的ケア、成長や発達に応じたリハビリテーションのほか、家族の負担軽減を図るため日常生活の補助や保護者が外出する時の見守りなども行う計画だ。

 市川美穂所長は「1人ひとりをまるごと受け入れて、医療的ケアが必要でもごきげんに、楽しい時間を過ごしてもらえるよう努めています」と話す。