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松本市の刀剣研究家、佐藤肇祐さんが、薩摩藩士「桐野利秋の刀」を、土屋陽一・上田市長らに披露! ☆上田藩で幕末期に兵学者「政治思想家」として活躍した赤松小三郎を暗殺

テーマ:上田市ニュース

◆桐野の刀を披露する佐藤さん

【茎には「中村半次郎利秋」と刻まれている】
【真田幸民の刀の拵え】

 松本市の刀剣研究家、佐藤肇祐さん(50)が、上田市役所を訪れ、赤松小三郎を暗殺した薩摩藩士「桐野利秋(中村半次郎)の刀」を、土屋陽一市長らに披露した。
 赤松小三郎は、上田藩士で幕末期に兵学者「政治思想家」として活躍した。

 佐藤さんはこの刀を上田で展示する機会があれば協力したいとし「この刀を通して、先見の明があり時代を見すえる目を持った赤松小三郎先生の功績に光を当てたいという思いは強い。西南戦争で壮絶な戦死を遂げた桐野の生きざまも知ってほしい」と話した。

 この刀は南北朝時代の刀工の作で銘は「盛定」。
 刃渡り68㎝で「茎(なかご)」には「中村半次郎利秋所佩之 元長貳尺六寸五分 刀主依命藤原清平上之」(持ち主の中村半次郎の命により寸法を短くしたの意)と刻まれている。

 佐藤さんは今年2月に県内の刀剣収集家から譲り受けた。
 「桐野は赤松先生の教え子でもあり、暗殺はしたが桐野なりの敬意はあったと思う。侍なので上司の命令には逆らえなかったのではないか。これは超実戦的な刀で、実戦で使われた形跡が見受けられる。赤松先生を暗殺した刀の可能性はあると思う」とした。

 また、松代藩最後の藩主、真田幸民(ゆきもと)所用の刀も披露。
 拵えには真田家の家紋、結び「雁金(かりがね)」や「六文銭」がデザインされている。