ニュースの力で地域を良くする新聞社
東信ジャーナル

新聞購読のお申込みお問い合わせ

◇おことわり/催し等は新型コロナウイルス感染症対策のため中止または延期の場合がございますので主催者等にご確認ください。

10月「里親月間」、11月「児童虐待防止月間」や「秋のこどもまんなか月間」 ☆上田市で「啓発活動」などを行いながら「連携する関係団体」が土屋陽一市長に今後の計画や活動報告を行う!

テーマ:上田市ニュース

【市役所を訪れPRした関係者ら】
【古戦場ハーフマラソンで着用するビブスや配布する啓発グッズ】

 10月の「里親月間」、11月の「児童虐待防止月間」や「秋のこどもまんなか月間」。
 これに合わせ上田市で「啓発活動」などを行いながら「連携する関係団体」はこのほど、市役所を訪れ土屋陽一市長に今後の計画や活動報告を行った。

 訪れたのは「子ども虐待防止ながのオレンジリボン」の土屋貴之さん。「うえだ里親支援センター」の増田浩司さん。「チャイルドラインうえだ」の茅野浩恵さん。「上田おけまる食堂・上田おけまーるジュニアセンター」の小林みゆきさんら。

 活動報告では、それぞれ子どもの擁護に関わる各団体が連携し「社会全体で子どもらを支えるようつながっていくことが大事だ」として活動を共有した。

 「児童虐待かも?」と思った時に、最寄りの児童相談所につながる児童虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」を知ってもらおうと各団体と連携し活動を行う子ども「虐待防止ながのオレンジリボン」は、今年で11年目。
 長野、松本、飯田、上田市の4カ所で分かれて地域毎の特性を生かして活動を行っている。

 土屋さんは「イベントや展示でアピールして、未然に防いで虐待が少しでも減ればと思っている。上田市では東信地域全体に活動を広げていきたい」。

 うえだ里親支援センターでは、虐待を受けた子どもをはじめ、さまざまな事情で家族と暮らせない子どもが地域の家庭で暮らせるように「養育里親(フォスターホーム)」の推進に取り組んでいる。

 増田さんは「里親を必要とする子どもができる限りそれまでの生活環境を変えずに地域から離れることなく暮らし続けられるように全小学校区に里親家庭があることが目標」とし「養育里親に対する地域の理解や関心はまだまだな状況。養育里親は預かる期間が短期間でも夫婦共働きでも自分のお子さんがいる人でも大丈夫なので、地域で子どもを育てるためにも養育里親のことを知ってほしい」。

 チャイルドラインは18歳までの子どもたちがつながる心の居場所として電話やチャットで全国の70団体が毎日子どもたちから声を受けられる体制を作って活動。
 ※(電話)0120・99・7777。午後4時から9時まで。

 チャイルドラインうえだは今年開局20年。
 「隔週水曜(午後4時から6時半)」や「毎週木曜(午後4時から9時)」に電話を受けている。

 昨年度は年間2725件の電話を受け、小学生が72件、中学生が140件、中卒から18歳までは362件などだった。

 昨年、全国の小中学生の自殺者数は過去最多の529人で県内は中高生11人。
 長野県の20歳未満の自殺死亡率は全国的に見て高い傾向にある。
 夏のキャンペーンでは時間を延長して電話を受けるなどした。

 茅野さんは「まず子どもたちに知ってもらうためにフリーダイヤルのカードを夏休み前に全県で配布を行った。悩みや不安、どんなことでも気軽に相談してもらえるよう、よく話しを聞くことを大事に活動していきたい」。また、子どもが虐待を受けていると気づいていないケースもあり、「子どもに直接伝えることができるので、189があることを伝えている」。

 上田市常田の上田おけまる食堂は、今年8年目。
 上田東高生JRC班が運営、長野大学生や信大繊維学部生らも協力。
 小中高生を中心に誰でも来られる地域のこども食堂。

 長野県上田市中央4の上田おけまーるジュニアセンターは「信州型フリースクール認証施設(居場所支援型)」で、小中高生を対象に無料で不登校や発達障がい、学習支援などを行っている。
 現在50人の登録があり、普段は5人から10人が利用している。

 小林さんは同食堂について「貧困だけでなく、親の帰りが遅い家庭、不登校気味な子どもらは年が近い高校生や大学生らと遊ぶことで心が癒やされている。悩み事をパッと言えるのがいいのかなと思っている」。
 同ジュニアセンターについて「学校と連携し、出席扱いに関しての理解など、教育機会確保法を皆さんに知っていただきながら活動を行っている」。

 土屋市長は「地域の子どもたちを虐待から守る活動にご尽力いただき感謝。児童虐待相談件数が年々増加していると感じている。子ども虐待防止についてしっかり取り組まなければとあらためて決意した」と話した。

☆今後の啓発活動は
 ▽10月5日の上田古戦場ハーフマラソンで啓発用ビブスをランナーらが着用し出場 
 ▽上田市役所本庁1階大手ラウンジでパネル展示。10月20日から29日「里親について」、10月30日から11月17日「児童虐待防止について」
 ▽上田城紅葉祭り(11月8日)で「189」啓発ティッシュやグッズの配布、キャラクターによる啓発
 ▽今年初めて上田城櫓門をイメージカラーのオレンジにライトアップ(11月中予定)
      -など。