「免疫学」の第一人者で上田市出身の宮坂昌之さん(78)が講演! ☆「信州上田丸子夏期大学」 ☆次回は、あす27日、前野マドカさんを講師に開催
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信州上田丸子夏期大学は「免疫学」の第一人者で上田市出身の宮坂昌之さん(78)が「若さを保つには?からだを動かす、免疫力を保つ」と題し、丸子文化会館セレスホールで開いた。
約220人が参加した。
健康寿命を延ばし認知症リスクを下げるには運動による〃貯筋〃やリンパ流しが大事で、宮坂さん提唱の「ブレインウォッシング(脳洗い)体操」も行った。
63回目を迎える同夏期大学は今年、上田市誕生20周年記念で「戦後80年、昭和100年 私たちはどう生きるか」がテーマ。
宮坂さんは、大阪大学免疫学フロンティア研究センター招へい教授として大阪と上田市の2拠点生活を送る。
剣道で最高位の八段を有し、上田の実家敷地内に道場と寺子屋を開設。
信州上田みらい塾を主宰している。
講演は、まず「新型コロナ感染」のリスクを紹介。
感染で長期にわたる記憶障害、認知脳の低下、神経系疾患の発症リスク、重症化した人の脳で老化細胞が大きく増えていることなど挙げ、ワクチン接種の恩恵は大きいとした。
また、長寿県とする長野県は、健康寿命の全国ランキングでは下位にあり、人生100年時代を謳うよりも健康寿命を延ばす努力が大事。
日本では、2015年以降、認知症が増加して死因のトップとなっているといい、健康寿命を縮める1番の理由として「認知症リスクの増加」と「免疫力の低下」を挙げた。
この2つに対応するためもっとも有効な対策が「まめに運動をする習慣をつけること」と話した。
運動の効能として、心肺能力が上がることやリンパの流れが良くなり脳からの老廃物排出が高まることで認知症のリスクが下がるとした。
筋肉の収縮で「生理活性物質(マイオカイン)」が何種類も分泌され、脳や肝臓、血管、骨などに影響し、臓器や頭の働きが良くなること。
抗炎症性物質も作られ「体のなかでいいものを作ってくれる一番大きな器官は筋肉で〃貯筋〃が大事」とした。
宮坂さん提唱の脳洗い体操を紹介。
首回りをほぐし、リンパの流量を増やし脳の老廃物を流すもので、首のストレッチや体幹の回転運動など実践して見せ、会場の人たちも一緒に体を動かしていた。
次回は27日、前野マドカさんを講師に「幸せのメカニズム~人生100年時代をハッピーに過ごす秘訣」を午後2時から3時半、丸子文化会館セレスホールで開く。
参加費無料、申込み不要。



