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上田市の丸子修学館高校の生徒が「測量設計の技術研修」を行う! ☆長野県測量設計業協会東信支部など

テーマ:上田市ニュース

【UAVレーザースキャナの実演】
【3次元点群データの利活用の実習】

 長野県測量設計業協会東信支部などはこのほど、上田市中丸子の丸子修学館高校で工業分野2年生22人に「測量設計の技術研修」を行った。
 同支部14社の技術者約20人が最新技術を用いた測量の魅力を伝えた。

 担い手不足の業界で若者に興味を持ってもらおうと同校で、毎年開き7回目。

 開校式で上田建設事務所整備課長の青柳孝博さんは「第一線で活躍するプロの皆さんを講師に最先端技術を学べる貴重な機会、仕事内容を知って興味を持ってもらえれば」。

 同支部長で日測設計㈱代表取締役の山本元栄さんは「ここ10年くらいで技術もかなり進歩し、効率化も進んでいる。私たちが測量・設計した図面をもとに建設工事が入る。地元のために役立つやりがいのある仕事」とそれぞれあいさつ。

 校庭で行った「UAV(ドローン)レーザースキャナ」による「3D測量」の実演では、レーザースキャナを搭載したドローンを浮上させる様子を見学。
 上空からレーザーを照射して地表面や構造物の高精度な3次元点群データを取得する技術で、1回のフライトにかかる時間や照射範囲など「クイズ形式」で学んだ。

 実演した技師らは「これまで山に登って1、2週間かかっていた測量も1、2時間でできるようになった。体力に自信がなくてもできる。取得した3次元データから2次元の図面にしたり、パソコン作業が主になるので勉強しておいて」などと伝えた。

 また、UAVレーザースキャナは人が立ち入れない危険な場所や急傾斜地の計測が可能で、災害時などの初動でも活躍する。

 実演を行った「㈱みすず綜合コンサルタント」の技師で長和町の掛野悠繭さん(20)は同校の卒業生。
 「授業で測量の機器を扱うのが楽しいと感じて一昨年入社。今年夏に大雨で崩れた武石地域の川の護岸崩れを測量して図面にした。やりがいある仕事と感じている。生徒には興味あることを見つけてほしい」と話した。

 このほか「地上レーザースキャナ実習」や「取得した3次元点群データを使って図面を作成するパソコン実習」も行った。

 図面を作成した2年の石合さくらさんは「自分でやってみると難しいけど形に残って面白い。道路やトンネルを作って使う人たちに喜んでもらえるような仕事をしたい」と話していた。