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上田市が「クマ」などの「緊急銃猟時」のため「獣害対策本部を設置!

テーマ:上田市ニュース

【上田市メールでクマ目撃の情報発信】

 全国各地で「クマによる人身被害」が発生している中、上田市は11日「獣害対策本部」を設置するなどの対応方針を示した。
 クマなどが市街地など生活圏に出没して「緊急銃猟」などが必要な場合。

 上田市では、ツキノワグマの目撃情報は今年度11月末までに51件で、前年度比の約1・5倍、10月から11月だけに限ると17件で、前年度比の4・3倍に増加している。人身被害は4月に山菜採りの男性が山中でかまれる被害があった。リンゴ畑での食害なども発生している。

 市では、警戒体制を3段階つくり、状況に応じて対応する。

 第1次警戒体制は、山林での目撃情報や農作物被害情報が寄せられた場合。
 森林整備課・農業政策課を主体にして被害状況の確認や、目撃情報の場所で現地調査、市民へ「上田市メール」などで情報発信を行う。

 第2次警戒体制は、寄せられた出没情報から生活圏への移動の可能性が高いと判断された場合。
 森林整備課と危機管理防災課を主体として、目撃場所の現地調査、市民へ情報発信を行う。
 対象区域内の自治会、学校、保育園などの施設に情報提供し、安全確保のための周知と対策を依頼する。

 第3次警戒体制は、生活圏での出没情報が寄せられ、人の身体や命への危険性があり、捕獲や緊急銃猟を行う判断が必要な場合に、獣害対策本部を設置。
 市民の安全確保のための対応を実施する。
 対象区域では、自治会などの連携で住民周知や外出抑制、避難所開設調整、園児や児童生徒の早期帰宅、民間企業など安全対策実施依頼を行う。
 捕獲や緊急銃猟を行う場合は関係機関と連携して住民の避難や交通規制などを行う。

 獣害対策本部は、情報収集と指揮命令系統の「庁内本部」と、現地で市民の安全確保や緊急捕獲をする「現地対策本部」を置き、関係する部局ごとに対策部を設置。
 本部長を市長、副本部長を副市長、総括本部を森林整備課と危機管理防災課が担う。 

 緊急銃猟は「上小猟友会」に依頼。
 市内には7支部あり、各支部から3人程度を選出してもらう方針。
 市内で鳥獣被害対策実施隊員として有害鳥獣駆除を行っている猟友会員は198人。

 土屋陽一市長は「市内でもクマの目撃情報が例年と比較して増加している。9月の法改正を踏まえ、市でも市民の生命を守り、安心安全な暮らしを維持するため、出没時の庁内連携による緊急対応体制として獣害対策本部を設置、迅速な対応をする」と語った。