上田市大手2のMANBI外語学院が「MANBI祭」2023を行う!3年ぶりに訪れた多くの観客の前で、スピーチコンテストなど。
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上田市大手2のMANABI外語学院(藤森幸路学院長、畑田高志校長)は、このほど「第18回 MANABI祭」を、上田市の上田文化会館で行った。
3年ぶりに訪れた多くの観客の前で「スピーチコンテスト」などを行った。
外国人が日本語を学んでいるMANABI外語学院には、現在、ベトナムや中国、香港、インドネシア、オーストラリアなど11の国と地域から61人が学んでいる。
卒業後の進路は、大学院や大学、就職など。
今年度の進学では、法政大や日本大、ゲームや自動車などの専門学校を予定している。
MANABI祭は、学生の学習成果を発表する機会や、学生とのコミュニケーションで世界の文化や習慣の違いのおもしろさなどを、地域の人々に知ってもらおうと行っている。
「新型コロナ」のため、2年間は無観客で行ったが、今年は感染対策をして行った。
スピーチコンテストは卒業クラス50人から6人を選出。
なかには来日できずにオンライン授業をしばらく受けていた学生もいたが、しっかりとした日本語で原稿を見ないで語った。
スピーチのテーマは「私が見たニッポン」。
審査員は、上田冷蔵㈱の桑原茂実社長を審査員長に、上田情報ビジネス専門学校の比田井和孝副校長ら6人。土屋陽一市長も訪れた。
◆発表順に
▽タイ出身のマリカエウ・シリコーンさんは「登山は楽しい」で、富士山に登山でき、山頂から日の出を見た感想と、登山の楽しさを伝えた。
▽優秀賞を受賞したインドネシア出身のハニフ・アルディアントさんは「時間がもったいない!!」。
日本に来てアルバイトをする中で規則正しい生活が実現でき、時間を効果的に使えているとし、夢に向けて努力することを呼びかけた。
▽ベトナム出身のチャン・トゥ・ホア・フゥンさんは「日本人、冷たい?」。
日本に来てから、道を尋ねた時に親切に案内してくれた優しさに触れて、偏見を持たずにコミュニケーションをする大切さを語った。
▽優秀賞を受賞した中国出身のキョ・カイタツさんは「税示を直して」。
買い物時に税抜き価格と税込み価格が併記して表示されているが、税抜きが色違いで大きく表示されて、勘違いするので直してほしいと要望。
一方、併記は社会のための税金を納めている意識になると評価。
▽最優秀賞を受賞したミャンマー出身のネイン・スー・ハンさんは「消火栓マンホール」。
日本の道路にマンホールが多く、その中の消火栓のシステムに関心を持った。
帰国したら同じシステムを整備し、火事から国を守りたいとした。
▽インドネシア出身のボーウェン・シーザー・ロナルディさんは「ニャン」。
アニメの中でよく見かける言葉で、実際の生活では使われていないと思っていた。だが、アルバイト先の女性が使っているのを聞いて、信じられなかったという感動を語った。
スピーチコンテストの他に、映像を使って各国の文化を「クイズ形式」で紹介。
学生が普段から取り組んでいる”SDGsに向けた取り組み”や”書道作品”のパネル展示もあった。
学生が展示の説明も行った。