蚕の「繭(まゆ)」を「蔟器(ぞっき)」から取り外す「収繭(しゅうけん)」作業が行われる! ☆信州大学繊維学部の農場で ☆上田市民有志の「蚕飼姫」が「多くの人に養蚕の魅力に触れてほしい」-と「体験者」を募集
テーマ:上田市ニュース




信州大学繊維学部の農場で、蚕の「繭(まゆ)」を「蔟器(ぞっき)」から取り外す「収繭(しゅうけん)」作業が行われた。
同農場で養蚕の手伝いをする市民有志の「蚕飼姫(こがいひめ)」が多くの人に養蚕の魅力に触れてほしいと体験者を募集し、会員6人と一般参加の15人が農場職員に指導を受けながら作業した。
収繭したのは5月15日にふ化した「春嶺鐘月(しゅんれいしょうげつ)」が作った繭約6万個。
会のメンバーらが桑やりや除沙などをして大切に飼育し、11日には成熟した蚕を「蔟(まぶし)」に入れる「上蔟(じょうぞく)」の作業を行った。
蔟器を透かして死んだ蚕が入っている繭を慎重に除外した坂城町の塚田真理子さんは「母の実家で飼っていた蚕がワサワサと音を立ててクワを食べていたのが印象的だったので懐かしい。養蚕は未経験ですが、初めての手作業は興味深いですね」。
上田市大手の山本玲子さんは「養蚕は小学生のころに教室で飼って以来。(上蔟の作業で)蚕を拾うお手伝いをしたら、蚕はつるつるしてやわらかく大福みたいだった」と話した。
蚕飼姫のメンバーで、小学生らに真綿作りや座繰りなどの体験の場を提供する市民団体「繭とも」代表の同市三好町、市川洋子さんは「繭は美しい。かつて上田は養蚕を基幹産業として発展した。蚕都上田の歴史を後世に伝えたい」と力を込める。
蚕飼姫は上田産の生糸で上田紬を制作しようと活動しており、この日収穫した繭の一部は岡谷市の宮坂製糸所で繭の中でサナギになった蚕が生きているうちに糸を取って「生糸(なまいと)」にし、市内の紬織り作家が着物や帯を制作する。



