上田市身体障害者福祉協会の女性部が、東御市の広沢里枝子さん(63)を招き「研修交流会」を開く!
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NPO法人上田市身体障害者福祉協会(堀内清理事長・約380人)の女性部(百瀬久美子部長)はこのほど、市ふれあい福祉センターに東御市の広沢里枝子さん(63)を招き、研修交流会を開いた。
視覚障がいのある広沢さんは、4代目の盲導犬ジャスミンとともに登場。
三味線を弾きながら「庄内節」「梅の口説き」などの越後瞽女(ごぜ)唄を披露した。
「正月祝い口説き」は蚕棚や稲の苗筋に向かって歌った豊作を祈る唄で、広沢さんは「七福神が歩いてくるイメージで歌っています」。
瞽女は、村々を巡り歩いて三味線伴奏で歌った盲目の女性旅芸人。
瞽女唄には400年近くの歴史があるとされている。
かつては全国各地でその姿が見られたが、いまでは失われてしまったという。
広沢さんは「瞽女唄は視覚障がいのある人々が作りだし、暮らしのために歌った唄。ともに分かち合い、楽しめる生きた芸であることを感じていただきたい」と語りかけた。
演奏を聴いた70代の女性は「声に迫力がありじんと心に響いた。広沢さんの人生への思いが歌に込められ、魂が揺さぶられました」と話していた。