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慶應義塾大大学院の「エグゼクティブMBA課程」の学生が上田市の(株)のタジマ箱畳工場を訪れる!

テーマ:上田市ニュース

【創業当時の工作機械を見学する学生と説明をする滝沢営業部長】

 慶應義塾大学大学院経営管理研究科の「エグゼクティブMBA(経営学修士)課程」の学生が、このほど上田市藤原田の㈱タジマ箱畳工場を訪れた。
 フィールド研究のため。

 同社がフィールド研究に選ばれるのは2019年に続き2回目。
 今回は学生と教員併せて32人。
 学生は、数人ずつに分かれ、戦略、生産、技術、営業マーケティングなど機能領域別にチームを編成。
 同社からは役員、営業部長が案内役となり早速、工場内を見学した。

 同研究科では、経営学修士の学位を取得するため、2年次に日本の産業、組織、企業を対象にフィールド研究する科目を設けている。
 1年次に学んだことを活用し、自らの知見を生かし、現実の企業経営の「事業環境分析」と「戦略提言」をすることを目指している。

 企業側はフィールド研究科目の指導と協力を行う。
 学生は事業戦略をテーマに企業経営の分析と課題を発見し、解決策を導き出す。
 今年6月に再度訪問し、調査。
 7月に企業の発展に資する経営戦略提言を経営者に発表する。

 同履修学生は、15年以上の職務経験がある中堅、上級マネジメント層。
企業の社員のほか医者、弁護士、会計士など様々な職業の人が、学位を取得するため土曜日を中心に仕事を続けながら学んでいる。

 同社の田島佳典社長は「大手の社会人や役職者が提言に向けて調査。対応を通して社員も刺激を受けている。外部の受け入れをすることで社員一同良い会社づくりのきっかけにしたい」と話していた。