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上田市民有志らでつくる「藤本蚕業プロジェクト」が「長野県の地域発元気づくり支援金を活用した事業成果」について、土屋陽一市長らに”事業成果”と”要望”を行う!

テーマ:上田市ニュース

【土屋市長、峯村教育長と懇談した
藤本蚕業プロジェクトのメンバー】
【藤本蚕業デジタルコモンズのQRコード】

 上田市民有志らでつくる「藤本蚕業プロジェクト」=代表・前川道博長野大学教授)は、長野県の地域発元気づくり支援金を活用した事業成果について、2日に上田市役所を訪れ、土屋陽一市長らに報告と要望を行った。
 同プロジェクトは、上田地域などの養蚕業を支えた「藤本蚕業」を地域づくり、地域学習に生かそうと活動している。

 前川教授の研究室と前川ゼミでは、以前から地域のさまざまな貴重な史料などをデジタルアーカイブ化して公開する取り組みを行っている。

★2022年度に地域と連携し、県支援金を活用して
 ▽蚕業はもちろん生活や文化も含めて膨大な史料がある上田市上塩尻の「藤本蚕業歴史館(藤本工業㈱の私設資料館)」所蔵の史料デジタル化とネット公開
 ▽藤本善右衛門の佐藤本家や国登録有形文化財の佐藤家住宅などの見学会や「蚕種の里」上塩尻まちあるきの開催
 ▽藤本蚕業歴史館で学び、地域資料を用いて探求的な学びができる地域キュレーター、デジタルアーカイブ化が計画・構築できるデジタルアーキビストの養成講座の開講―に取り組んでいる。

 すでに「藤本蚕業デジタルコモンズ」などで多くの資料をインターネット上で公開している。
 市役所には藤本蚕業プロジェクトの前川教授ら7人が訪れた。

 前川教授は「蚕都上田と言われるが、実際にどのようなものが残っていて、これからの上田の誇りになるかが問われていると思っており、そのお手伝いがしたい。藤本蚕業歴史館には蚕種について豊かで膨大な史料を残している。地域の宝。所蔵史料は上田小県近現代史研究会が6年かけてきれいに整理し、目録もつけられている。しかし、利用されていないことからデジタル化を行い、未来に生かしたい。多くの方に興味を持ってもらえる公開について、学生の目線を生かして取り組んできた」と語った。

 土屋市長は「貴重な史料がまとめてあり、歴史館に足を運んでもらうことや、デジタルマップで歩いてみるなどを提案してみたい」。

 峯村秀則教育長は「これだけの史料が残っているのが驚き。市民が史料に触れるためには、デジタル化は素晴らしいこと。学校教育はアクティブラーニングで、自分の地域に興味を持ち、のめり込むことが大事。国際化の時代で、自らの故郷を語ることができるよう、ふるさと学習を大切にしている」とそれぞれ話していた。