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「蚕飼姫(こがいひめ)プロジェクト」が「収繭(しゅうけん)作業」を行う!★上田市の信州大学繊維学部の農場で飼育した「繭(まゆ)」を「蔟(まぶし)」から取り外す。

テーマ:上田市ニュース

【蔟から繭を取り外す収繭作業】
【蔟を透かして繭を確認しながら行った収繭作業】

 「蚕飼姫(こがいひめ)プロジェクト」は、このほど信州大学繊維学部の農場で飼育した「繭(まゆ)」を「蔟(まぶし)」から取り外す「収繭(しゅうけん)作業」を行った。
 同プロジェクトは上田産の生糸を生産して上田紬を制作しようと活動している。

 同プロジェクトは2013年に始動。
 市民有志が作る信州上田繭クラブ「繭友」の会員らが農場職員に指導を受けながら養蚕に取り組んでいる。

 今回、飼育したのは「朱里丸」2万頭と「春嶺鐘月」3万頭。
 農場内で孵化させた蚕を2日に配蚕。給桑や除沙の作業を続けて15日には成熟した蚕を繭を作らせるため蔟に入れる「上蔟(じょうぞく)」の作業を行った。

 「朱里丸」は蚕が2匹入った玉繭が多い品種で繭が薄いため、機械を使わず手作業で行った。
 会員らは、まず回転蔟を透かして見て死んだ蚕が入っている繭を除外し、蔟から繭を外した。

 繭は毛羽取りをして選別。
 岡谷市の宮坂製糸所で繭の中でサナギになった蚕が生きているうちに糸を取り「生糸(なまいと)」にする。
 朱里丸は、節のある独特な風合いが特徴。
生糸は、しなやかで光沢があるという。
この糸を使って市内の紬織作家が着物や帯を制作する。

 この日は「コロナ禍」以降、初めて作業体験を一般公募した。
 公募で参加した市内の70代女性は「生家の養蚕を手伝っていたので懐かしい。きれいな絹を作るための大切な仕事だと思います」。

 繭友会員の竹内志津子さん(60)=東御市田中=は、自宅でも蚕を飼っているといい「蚕が桑を食べる姿はかわいいですよ」と話す。

 繭友は小学校などで真綿作りや繭クラフトなどの講習会を開いており、堀美砂子代表(74)=上田市古里=は「『蚕都上田』の伝統と文化を伝えたい」と力を込める。