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上田市の精密板金加工業、(株)キョウエイが上田市立第一中学校に「一眼レフカメラ6台」を贈呈!上田信用金庫の「しんきんSDGs私募債」を活用

テーマ:上田市ニュース

【目録の贈呈。左から竹花支店長、佐藤社長、林校長】

 上田市富士山の精密板金加工業、㈱キョウエイ(佐藤将志社長)はこのほど、上田市立第一中学校にデジタル一眼レフカメラ6台を贈呈した。
 上田信用金庫の「しんきんSDGs私募債『ちいきのミライ』」を活用した。

 同私募債では、私募債発行に関わる中から持続可能な地域社会の実現に向けた取り組みとして、物品を寄贈できる。

 キョウエイは、東塩田工業団地内で鋼板やステンレスなどの材料に最新CADを用いた設計で、レーザ加工、タレットパンチプレス加工、高精度な曲げ加工などで精密板金加工を行い、機器を収納する外装の製造などを行っている。
社会貢献には、日頃から積極的で、こども食堂への食品の寄付、スポーツチームの支援などを行っているという。

 贈呈式では、上田信用金庫塩田支店の竹花修支店長が「ご縁があって第一中学校に寄付することになり、相談して先々まで使えるものとし、佐藤社長に選んでもらった。さまざまに活用してもらいたい」と話し、佐藤社長に、私募債を発行した証としての記念盾を贈った。

 佐藤社長は「私募債経由で寄付させてもらったのは、混沌とした世の中で、会社だけで寄付を申し出るのは疑われてしまう場合もある。金融機関が間に入ると信用が得られ、寄付ができる。中学に寄付したのは、中学での思い出が一番残っており、今の時代は友だちと触れあえる心に残るものができない状況で、思い出を残すために、授業など日常を撮影して思い出にしてもらおうと、カメラを選んだ。上田の地で仕事をさせていただいているので、少しでも還元したい」と話し、今後もさまざまに寄付を行う意向を語った。


 上田一中の林理恵校長は「多大な寄贈に感謝申し上げます。しっかりと一人ひとりの生徒を見るため、生徒が育つ場面の写真を掲示している。自分らしく成長するのが学校全体の願いであり、素晴らしいカメラに感謝したい」と礼を述べた。