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「信州上田たけし復興支援マルシェ」2023を開く!★上田市武石地域の住民や長野大学生らでつくる実行委員会

テーマ:上田市ニュース

【丸子中央小金管バンドの演奏】
【ラーメンを販売するおおぼし】

 上田市武石地域の住民や長野大学生らでつくる実行委員会はこのほど「第2回信州上田たけし復興支援マルシェ」を、武石地域総合センター西側特設イベント会場で開いた。

 令和元年東日本台風で被災した武石の復興を目的としたイベント。
 過疎化などの地域課題も踏まえ、あらためて地域活性化や町おこしにつなげるねらい。
 恩返しの気持ちも込められている。

 実行委員長は下武石で「手打らーめんかじかや」を営む児玉篤人さん。
 運営や協力で、長野大学生や地元団体が携わった。

 会場内にはラーメンのキッチンカーなど飲食店が出店。
 あわせて、クラフト雑貨やめだか販売などのブースが並んだ。
 特設ステージでは、地元小中学生の演奏が行われた。
 また、長野大サークルや地元ダンスグループの発表、カラオケ大会などがあった。

 出店した同市中之条の和菓子屋「信濃路うさぎや」は「くるみそばミニ(240円)」や「おいものタルト(200円)」などの菓子を3個500円の割引価格で販売。
 「復興支援に賛同し、お安く提供させてもらった」という。

 市内に本店があるラーメン店「おおぼし」は、今月初旬の国道18号線・産業道路沿いへの本店移転を前に出店。
 同店の三森大祐代表は「後輩にあたる長野大学生も頑張っていると聞いた。活気のあるイベントに参加できてよかった」と話していた。

 児玉実行委員長によると、今年は予想の倍近い1500人から2000人の来場があった。
 ラーメン200杯を完売する店があるなど、ブース出店も好調だったという。
 「各種イベントを参考にして集客を研究した。過疎地域でもやり方次第でこれだけの人が集まると分かった。今回見つかった課題を修正し、来年も実施したい」と話していた。