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上田市が「水道創設100周年記念式典」を行う!

テーマ:上田市ニュース

【記念式典】
【講演する桂木さん】

【左から小林、山崎の両氏】
【水道の関連の展示(市内のデザインマンホール)】
水道の関連の展示
【上田水道誌(続編)】
【信州上田天然水 つちやの水】

 大正12年(1923年)7月7日に上田市の上水道落成式が行われた。
 上田市は「水道創設100周年記念式典」を同じ日の7日にサントミューゼで行った。

 100年を振り返る写真の展示や記念講演。
 来訪者に100年の歴史と今後の課題をまとめた「上田水道誌(続編)」。
 渋沢地区で宝の水とされている「つちや水源」の水をボトリングした「ペットボトル100年前の配管図」を、デザインした手ぬぐいの配布も行った。

 記念式典では、上田市上下水道局イメージキャラクターの「あかりちゃん」。
 VRで100周年限定の「あかりちゃん」が登場。100周年のロゴマークが水道管と蛇口でデザインされていることなどを説明。

 式辞で土屋陽一市長は「100周年の節目は、水道事業に携わった先人たちの尽力、市民や関係者の理解・協力の賜物。創設当時は伝染病などから水道建設が住民の念願で、大正8年に市制となった最大の目的は水道の建設だった。水道の歴史は平坦でなく多くの課題を乗り越えてきた。発展とともに7回の拡張事業をしてきた。人口減少、施設老朽化、人材不足などで水道事業を取り巻く状況が大きく変化している。将来にわたり安定的に供給するため、より一層努力する」とした。

 水道事業を支えている「上田市上下水道事業協同組合」=山崎正寛理事長=と「丸子水道工事業協同組合」=小林泉理事長=に感謝状が贈呈された。
 水道事業の歴史や現状などを紹介する記念映像が上映された。

 記念講演会は「安全で美味しい水をいつまでも―上田市営水道百年のあゆみ―」で、上田小県近現代史研究会事務局長の桂木惠さん。
 水道の敷設史には2つの系譜があるとして、歴史的大事業と、戦後女性たちの切実な願いと運動を挙げた。

 歴史としては、上田町時代でも良質な井戸が少なく、河川にも水を求める一方で、伝染病の発生防止や火災防止から上水道が最大課題になった背景。
町では水道に対する国庫補助ができないことから、市制となった経緯を解説。
 安全で美味しい水を永続させるため「開業当初からの緩速ろ過(微生物ろ過)というシステムを大事に続けている。100年間、安全で美味しい水の供給ができているのは、顕彰されず、褒められることのない名もない英雄がおり、今この瞬間も大事な仕事をしている人がいて、私たちの社会は成り立っている。大事にしたいことは今も昔も変わらない。水道は不可欠な公共財で、皆が大事するべき貴重な財産だという思いを共有したい」と語った。

 「上田水道誌(続編)」は、50年や70年のあゆみで作成したものに続くことから、続編として100年の歴史を詳細にまとめた。
料金や管路の変遷などさまざまな資料もつけられている。