「岳の幟(のぼり)」2023が4年ぶり通常進行により開催!上田市別所温泉伝統の雨乞い祭事。
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◆石湯前での三頭獅子の舞






◆温泉センター前からは、ささら踊りの子どもが合流



国の選択無形民俗文化財に指定される上田市別所温泉伝統の雨乞い祭事「岳(たけ)の幟(のぼり)」が16日、4年ぶり通常進行により行われた。
「コロナ禍」で2020年から昨年は、神事のみなど規模を縮小して開催。
今年は、前夜の祇園祭の神輿などに続いて、早朝に「夫神岳(おがみだけ)山頂」へ幟を奉納し下山。
その後、幟や獅子などの行列が上手日影地区を出発。
炎天下を石湯前や大湯前、観光駐車場、別所神社と巡った。
鮮やかな反物で作った「30本の幟」と「三頭獅子などの行列」は、起点から神社まで一巡。
「ささら踊り」の花笠童女らは、別所温泉センターから合流。
温泉街を巡り、地域の安全と五穀豊穣などを願った。
大湯前と観光駐車場、別所神社では、別所温泉と八木沢、山田の小学3年から6年の女児30人の花笠童女による「ささら踊り」が披露された。
見物の温泉宿泊客や写真愛好者などでにぎわった。
祭は、500余年前に大干ばつがあり、村人が夫神岳の山の神に雨乞いの祈願をしたところ、恵みの雨が降ったという伝承にちなむ別所神社の行事。
それに感謝して夫神岳山頂に祠を建てて九頭竜神を祀り、各家で織った布を奉納したのが初めだという。
同社総代会と別所温泉自治会連合会などによる「実行委員会・岳の幟保存会」=松﨑良人会長=が行っている。
小学3年生の孫が初めてささら踊りに加わったという東御市田中の59歳女性は「絆創膏(ばんそうこう)を張っている子がたくさん。コロナ禍で思い通りに踊りの練習ができなかった中で、本番に向け一所懸命に仕上げたんだと思う」と話し、孫の晴れ姿をスマホのカメラに収めていた。



