上田市の塩田平のため池を愛する会が冊子「塩田平のため池群」を発行!「塩田平文化財保護協会」の編集。★上田市に120冊を寄贈を行った。
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上田市の塩田平のため池を愛する会(大口義明会長)は、冊子「塩田平のため池群」を2月に発行。
このほど、上田市役所に関係者が訪れ、120冊を寄贈した。
同冊子は塩田平文化財保護協会(西澤恒幸会長)が編集。
3年をかけて完成させた。
「塩田平のため池群」は、平成22年に全国ため池百選の選定を契機に、多面的な役割を持つため池の重要性を知ってもらおうとガイドブックの構想ができた。
愛する会では、雨乞いの伝統行事「百八手」開催や池パネル設置の事業とともに「上田市魅力アップ応援事業」を、活用して作成に取り組んだ。
★内容は
・塩田平の古代からの稲作の歴史
・江戸時代になって新田開発から大規模なため池が新築
・増築されるようになった経過
・ため池造りの技術や構造の解説、昭和になってから大規模な沢山池の築造
・依田川からの導水
・千曲川からの揚水計画などの歴史
・ため池の管理や改修
・41の代表的な池の紹介
・鯉養殖の経過
・希少な動植物を育む機能や堆積土の有用性
各種資料などが138ページ、A4判でまとめられている。
★資料には
・沢山池築造工事の写真
・千曲川からの揚水の水路図
・防災減災で行った工事の概要
・各池の希少植物の目録ーなど、貴重な資料が掲載されている。
執筆は24人、写真提供で2人が関わった。
市の補助も含み130万円で1000部を作成した。
市への寄贈から、図書館や公民館、各小中学校にも配布する。
市への贈呈には、大口会長、西澤会長らが訪れ、土屋陽一市長に冊子を手渡した。
大口会長は「江戸時代に新田造りが盛んになり、大きな池をたくさん造ることになった。上田藩主・仙石氏の時代に現在の大きな池のほとんどができた。300ほどの池があったと言い伝えられている。昭和、減反政策でため池を潰す話しが出だが、ため池は多面的活用ができる。ため池を大切にしようという動きになり、ため池百選に選定してもらい、愛する会を立ち上げて、年次ごとに事業を行ってきた。冊子の作成は最終目標で取り組み、皆さんに感謝したい」。
西澤会長は「編集を引き受け、3年かけて完成した。編集方針として、ため池群の歴史上の大きな流れがつかめ、ガイドブックとしても利用できるようにするなどを定めた。冊子で塩田平のため池の価値について人々の理解が深まり、次世代に引き継がれて行くことを願っている」とそれぞれ語った。



