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上田市公文書館が「所蔵資料企画展」(6月16日まで) ★所蔵する「ひな人形」などを4月7日まで「特別展示」!

テーマ:お知らせ

【大年寺城跡の絵図が添付された明治12年の東内村誌(右下)など】
【大型の古今びななどが並ぶ】

 上田市東内の市立丸子郷土博物館に併設する市公文書館は、1階ロビーで「所蔵資料企画展」を開いている。
 明治12年の東内村誌や大正8年の市政施行に関する文書などを紹介している。
 6月16日まで。

 原本資料や写真資料など27点を展示。
 明治12年、長野県令に提出した「東内村誌」の控えには村の沿革や社寺、風俗などについて記されており「大年寺城跡(鳥屋城跡)」については「大年寺山に大堀切や郭(くるわ)、石塁がある」などとし、詳細に描いた絵図を添付している。

 明治22年に上田町が町政を施行し、初めて上田町会で決議された「長野県小県郡上田町歳入出総計予算」には「歳入 金7736円69銭2厘 歳出 金7595円24銭5厘」などとある。

 教育費は予算の58%ほどをしめており「当時の上田町が教育に力を入れていた状況がうかがえる」という。

 また、昭和3年の丸子町「町会々議録綴」の簿冊に保存されていた「丸子町役場新庁舎の火災保険関係文書」には「保険金額は5万5千円」とある。
この金額は現在の2億2000万円ほどに相当するという。
 同館は「新庁舎は近代的な洋風の建物で、当時の丸子町が蚕糸業で栄えて財政が豊かだったことが推察される」とする。

 市公文書館は、主に明治以降の行政文書2万点余を収蔵する。 インターネット環境があれば「目録検索システム」で資料を探すことが可能で閲覧もできる。※閲覧には申請が必要。

 同館専門事務員の倉澤正幸さんは「公文書を見れば当時の状況が具体的に分かり、正確な歴史を知ることができる。ぜひ利用していただきたい」と話す。

 所蔵資料展の解説会を4月27日と5月19日に開く。
 両日とも1日に4回開催し、定員は各回5人。

◆地域に伝わるひな人形丸子郷土博物館

 市立丸子郷土博物館ロビーでは同館が所蔵する「ひな人形」などを4月7日まで、特別展示している。
 高さが40㎝から50㎝もある大型で豪華な古今びなは江戸時代後期から明治時代のもの。江戸時代後期とみられる女びなの着物の袖には華麗な刺しゅうが施されており見応えがある。同館所蔵のひな人形はいずれも丸子地域の住民から寄贈されたという。

 開館時間は午前9時から午後5時。
 月曜日と祝日の翌日は休館。
 ロビー展は無料。
 丸子郷土博物館展示室は、大人100円。
 (電話)0268・75・6682(上田市公文書館)