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上田市の遠山忠良さん(80)が初の「個展」(6月28日まで・上田市の社会福祉法人まるこ福祉会のサロンあったかい輪ギャラリー) ★アクリル画など約30点を一堂に展示!

テーマ:お知らせ

【祭りだ!!さァー舞いよ!!踊れよ!!」(左)
などを展示した遠山さん】
【「見てェー!私のペットよー!」(左端)などが並ぶ】

 上田市緑が丘の遠山忠良さん(80)はアクリル画など約30点を一堂に展示する「初の個展」を同市長瀬、社会福祉法人まるこ福祉会のサロンあったかい輪ギャラリーで開いている。

 東信美術展や県展で入賞した作品などがずらりと並び圧巻だ。
 「祭りだ!!さァー舞いよ!!踊れよ!!」(150号)は「笛や太鼓を打ち鳴らし、夢中で踊る人々や赤いハイヒールをはいた獅子、舌の先からカエルを吐き出す妖怪などを色鮮やかに描いた。
 「見てェー!私のペットよー!」(50号)は全国公募の「老いるほど若くなる」展で準グランプリ無縫賞を受賞。
 「恐竜を散歩させて注目を集め、満足している虚栄心の強い女を描いた」という。

 遠山さんは立科町出身。39歳で上田市に食堂「大地」を開店した。
 60歳を前に同市古里の画家、守口爽和さんが指導する洋画愛好者グループ「遊画クラブ」に入会。
 「子どものころから絵には苦手意識が強かった」という遠山さんだが、数年後には上田総合美術展で市長賞を受賞するなど頭角を現した。
 しかし、2009年、東信美術展で東信美術会賞の受賞が決まったその夜に脳梗塞を発症し、左半身が麻痺し重度の障がいを負うことに。

 懸命にリハビリに励むかたわら、前年に初入選した県展への出品を「義務」と信じて制作に取り組んだ。
 作品は13年に東信美術展で入賞、14年と17年には県展で入賞するなど高く評価された。

 遠山さんは「心の中にあるものを必死で、真剣に描いているだけ。でもでき上がった時はほっとするし、満足感がある」と話す。

 絵の具をチューブから出したり、筆を洗ったりと遠山さんをサポートする妻の洋子さん(77)は「(遠山さんは)絵にはいつも一生懸命で、もっともっといいものをと描き続けている。守口先生やお仲間に支えられて続けてこられました」と感謝する。

 作品の展示替えをして6月28日まで。
 入場無料。
 展示時間は午前10時から午後4時まで。
 土、日、祝日は休み。