東信地域の高校で美術を教える教員が作品を発表する「アデュカル展」(7日まで・上田市サントミューゼ多目的ルーム)
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東信地域の高校で美術を教える教員が作品を発表する「アデュカル展」は、7日まで上田市天神3のサントミューゼ多目的ルームで開いている。
7人が絵画や彫刻、工芸など14点を展示。
クルミやヒマワリで染色し繊細な刺しゅうを施した布と、人や猫の木彫を配したインスタレーションなど、それぞれが独自の世界を発信している。
長野県高校美術工芸教育研究会東信支会が毎年開いている。
岩村田高校の臼井亮教諭(53)は「作品からは作者の人となりが見えてくる。教員の作家としての一面に触れていただければ」と期待する。
油彩画「Bricolage」などを展示した野沢北高校の原口風花教諭(34)は「生徒に教える以上は自分も現役で描いていたい。作品展は刺激になります」という。
軽井沢高校2年の土屋佳穂さんは担任の大森康一教諭の「Phantom」と題したインスタレーションを前に「先生の作品を見るのは初めてだけど、角度を変えると違って見えるのが面白い。自慢できる先生だと思いました」。
一緒に鑑賞した同高2年の内堀綾乃さんは「同じ作品でも2人で感じ方が違ったり、同じだったりする。作者の意図を考えながら見ていると1つ1つがすごい作品だと感じます」と話していた。
入場無料。
展示時間は午前9時から午後5時まで。